オンラインイベント #ScratchCelebration のこと
前段としてScratchのこと
Scratchは言わずと知れた、あらゆる人のためのプログラミング環境で、特徴としてコードをブロックと呼び視覚的に表し、マウスのドラッグアンドドロップを中心に簡単に組み立てることが可能です。
また作成したプロジェクトはクラウドを通じ世界中に公開することも可能で、作品投稿を中心としたオンラインコミュニティーも形成しています。
その特徴から、今では小学校のプログラミングの授業で使われたり、趣味や遊び、習い事として広まっていますが、それには長い年月がかかり、今月5月はその節目というべきScratchの15歳の誕生日なのです。
5月はScratch Day / Week
そこで5月は、Scratchのリリースを祝うべく、かつてはScratch Dayとして、ここ数年はScratch Week として世界中のユーザーや教育者、テックフリーク(技術愛好家)が集まりお祝いをします。
今年も一昨年よりオフラインイベントの開催が難しい状況が続くためScratch Weekが案内されていました。私も毎年Scratch Day in Tokyo の運営に関わりつつ、自分でもさらにローカルな三軒茶屋、上池袋などのScratch Dayを開催したことがあります。
今年のScratch Weekは
今年のScratch Week は5月15日から5月21日と案内され、Scratch公式サイトのスタジオ機能を使って様々なアクティビティーへの参加が呼びかけられました。
カウントダウンを盛り上げる作品投稿や
バースデーカードの募集
Scratch Weekが始まると日替わりの投稿テーマが募集され
5月16日: さあ、動いてみよう
5月17日: どんなことでもできる
5月18日: パズル・パーティ!
5月19日: 蜜バチ、樹木、海:Natureスタジオ
ScratchJrは、1週間を通して: ScratchJr – Movement and Dance
そうしたスタジオには工夫を凝らした沢山の作品が投稿されて子どもたちもScratch Weekに注目していることがよくわかりました。
そして日本時間の5月20日には2回のオンラインライブイベント ScratchCelebration が開催されます。
この記事を書いている時点で1回目のライブが終わったので簡単にまとめてみます。
ScratchCelebrationはどんなイベント?
日程は世界中に広がるユーザーのために2つの時間帯で開催されます。
事前の案内ではこんな事があるよと言われていました。
Scratch Teamの過去の様々なオンラインイベントではZoomを使ったもの、Flipgrid やSwapCardというオンラインカンファレンスツールを使ったものなどいろんな方法で開催されてきました。今回もどのような方法でというのが明示されていなかったので事前にはわかりませんでしたが、参加した際のURLから判別するとWelcome というWebinar配信ツールを使っているようでした。
チケットを購入するeventbrightから、ボタンを押してアクセスすると、動画のストリーミングのエリアと、下の方にQ&A,Poleなどの機能があり、動画やオーディオは双方向ではなく一方向で、Q&Aを投稿したり,Poleで投票することができる具合でした。
日本時間5月20日(金)の21時からもう一度実施されるのであまりネタバレにならないように進行を紹介します。
オープニング・キーノートスピーチ
最初にScratch Teamの司会者が現れScratch FoundationのエグゼクティブディレクターSHAWNA YOUNGさんやScratch チームを率いる、MITメディアラボ、ライフロング・キンダーガーテンのMITCH RESNICK教授による活動紹介やお話がありました。
次に、ScratchチームのThe Scratch Video Update動画によく出てくるEricも登場して、Poleを使って参加者の属性などを読み取っていました。
Code-along(一緒に作る)
そして、事前に開催されていたいくつかのスタジオの作品を用いてお祝いの動画が流されて、MakeyMakeyを作ったグループの1人のEricによるCode Alongがありました。
質問コーナー
その後、Q&Aに寄せられた質問から注目を集めている質問をピックアップして、MITCH RESNICK教授を交えて回答がその場であり、盛り上がりました。
再びMITメディアラボの先生や、財団のSHAWNA、MITCH教授などからのお祝いメッセージや、活動の中でもらったScratcherからのメッセージが紹介されて、前半は終了でした。
アフターパーティ
後半は30分間のアフターパーティとして、Live DJによる音楽と、事前にスタジオに集まったDanceの作品による映像、Scratchの歴史年表をMCが紹介しつつ、にぎやかな感じでおしまいとなりました。
ほとんどの登壇者が自宅やオフィスから接続し文字通りアットホームな雰囲気での90分。なかなか面白かったです。
どうやって参加する?
昨日までは、イベントチケットサイトのEventbrightでチケットが配られていましたが、今はクローズしています。
そのイベント紹介ページにチケットを逃した方は…とScatch Teamの
YouTubeチャンネルが紹介されていましたので、もしかしたらライブ配信が同時に行われたり、後日アーカイブが載る可能性がありそうですね。
それでは引き続き、Scratch や創造的な学びを楽しみましょうね。今後もウォッチしてくれる方は @qramo もフォローお願いします!
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