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4ステップで簡単。失敗しないQQボールの基本レシピ
はじめに
QQボールを自分で作ってみたいけど、うまくいくか不安。
そんな方に向けた、QQボール(さつまいもボール/地瓜球)の基本レシピと作り方のコツをご紹介します。
(インターネットでレシピを調べ、台湾の友人にアドバイスを受けながら何度も失敗と試行錯誤を繰り返して研究しました。私たちは料理のプロではありません、だからこそ料理に自信の無い方でも失敗しないコツをご紹介できると思っています。)
作り方の4ステップ
作り方は意外と簡単。
1)さつまいもを蒸す
2)生地を作る
3)生地をさくらんぼ大に分ける
4)油で揚げる
の4工程です。
では順を追って見ていきましょう。
材料
QQボールを作るのに必要な材料は、
・さつまいも
・タピオカ粉
・砂糖
・サラダ油
の4種類だけ。
意外とシンプルですが、「タピオカ粉」を持っていない方も多いと思います。タピオカ粉は片栗粉、白玉粉、上新粉、コーンスターチなどでも代用できなくはありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1710291223023-qsD8yL4Usf.jpg?width=1200)
さつまいも:タピオカ粉:砂糖の割合は、6:3:1。
たとえば1Kg分の生地をつくる場合は、さつまいも600g、タピオカ粉300g、砂糖100gとなります。
(1Kg分作ると、QQボールが100個くらいできてしまうので、 最初はさつまいも100〜200gぐらいから始めるのがおすすめです)
※写真のさつまいもは1個450グラム。
今回の記事では、300グラムぶんのさつまいもを使っています(タピオカ粉150グラム、砂糖50グラム)。さつまいも300グラムでQQボールが50個出来上がりました。
調理器具
QQボールを作るのに必要な調理器具は、
・蒸し器(または鍋)
・ボウル
・フライパン
・包丁、まな板
・おたま(頑丈な「穴あきおたま」がおすすめ)
です。
※穴あきおたまが無ければ、フライ返しを使いましょう
![](https://assets.st-note.com/img/1710291297897-TGHJVEB7ZY.jpg?width=1200)
では早速、QQボールのレシピを紹介します。
QQボールのレシピ
さつまいもを蒸す
さつまいもの皮をむいて、2−3センチの輪切りにします。(小さく切っておくと、後でつぶすときに楽です)
![](https://assets.st-note.com/img/1710291553705-U5gPVuDla1.jpg?width=1200)
切ったさつまいもを、蒸し器で25分程度蒸します。
(蒸し器が無い場合は、お鍋で茹でても大丈夫です)
竹串などがスッと通るようになったら、完成です。
![](https://assets.st-note.com/img/1710291625211-E3Ca04MoVs.jpg?width=1200)
電子レンジで加熱する事もできますが、仕上がりがパサパサしてしまうので、あまりおすすめできません。
生地を作る
さつまいもが蒸し上がったら、熱いうちにボウルに移し、さつまいもをつぶします。
フォーク、またはしゃもじを使うと便利です。(手でつぶす場合はヤケドに注意してください)
![](https://assets.st-note.com/img/1710291729931-Dso9hSPRZ8.jpg?width=1200)
さつまいもがつぶれたら、タピオカ粉・砂糖を入れ、よく混ぜます。
さつまいもが冷めてしまうとまとまりにくくなるので、手早く作っていきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1710291749878-G5f4SxmWLh.jpg?width=1200)
その後、水を少量ずつ足して、生地の固さを調整します。水を入れすぎると生地がダレてしまうので、かならず少しずつ足して様子を見てください。
※ある記事によると、日本のさつまいもは台湾のさつまいもに比べて水分が少ないため、水を足したほうが良いとのことでした。今回も、50ccほどの水を足しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1710291791374-Dzh6qcX2LA.jpg?width=1200)
ひとかたまりの生地になったら、完成です。
※生地をつくりすぎてしまった場合は、小分けして冷凍することができます。
生地をさくらんぼ大に分ける
まず、生地を扱いやすい大きさにちぎり、まな板で転がしながら、直径3センチほどの細長い棒状にします。
※生地を棒状にする途中で、生地のまとまりが悪い/ボロボロとはがれてしまう、という場合は、水が足りませんので、もう少しだけ水を足してこね直してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1710291861677-vk5rt06P9N.jpg?width=1200)
次に、棒状になった生地を、包丁で3センチずつ切っていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1710291960383-26ANVfq7Sv.jpg?width=1200)
切れた生地を、手のひらで整形したら、完成です。
![](https://assets.st-note.com/img/1710291970433-J6mLByRC8u.jpg?width=1200)
1つずつちぎって作る方法もありますが、いったん棒状にしてから切るほうが、サイズが揃いやすいのでおすすめです。
※じつは、包丁で切ったままで(丸く整形しないで)揚げても、QQボールは概ね丸く仕上がります。慣れてきたら丸める工程は省いてもOKです。
油で揚げる
底が平らなフライパンを用意します。そこに、QQボールがひたひたになるぐらい(2−3センチ)の油を注ぎ、加熱します。
150℃くらいになったら、QQボールを敷き詰めていきます。
揚げムラがでないように、おたまで転がしながら揚げます。
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周りの色がうっすら変わってきたら、QQボールをおたまでギュッギュッと潰していきます。
QQボールを潰すことで、中に空気が入ってふくらみ、一回り大きくなります。
この、つぶす作業をするのに「穴あきおたま」が便利です。(なければフライ返しで代用しましょう)
※注意※ おたまで潰すのが早すぎると、ちゃんと膨らまずにせんべいのような形になってしまいます。試しに1つ軽く押してみて、押し返すような弾力があればOK。押し返してくる感じがなければ、もう少し待ちましょう。
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全てのQQボールが大きく膨らんで、表面がきつね色になってきたら、完成です。
![](https://assets.st-note.com/img/1710292107408-iWmiWiiB5D.jpg?width=1200)
あたたかいうちに召し上がれ!
QQボールのつぶし方について
QQボールをつぶす回数によって、仕上がりが変わります。
つぶして→膨らんで→つぶして→膨らんで を繰り返すと、QQボールはより大きくなり(中の空洞が大きくなり)、表面のカリッと感が強くなります。
ですが、十分大きくなり、きつね色になった後にさらにつぶしてしまうと、つぶれたままで完成してしまうこともあるので、見極めが必要です。
初めての方は、2回程度を目安にチャレンジしてみることをおすすめします。
まとめ
QQボールをおいしく作るポイントは、
・さつまいもの下ごしらえに、電子レンジを使わない
・生地は水を少しずつ足して固さを調節する
・揚げる際、表面の色が変わったタイミングで、しっかりつぶす
これらのポイントさえ押さえれば、誰でもおいしいQQボールを作ることができると思います。
ぜひ一度、お試しください。
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