【ユフィの目的】FINAL FANTASY VIIを雑語り (3)

ところでFF7RIでユフィが求めていた「究極マテリア」って結局何だったの？

ふと疑問に思ったので筆ならぬキーボードをとる。今、たまたま好きな配信者のFF7初見実況を見返しているところだ。私は何度もこうして同じ動画を見返すことがたびたびある。好きな作品に対して好きな配信者が最高のリアクションを重ねる姿を見せてくれるゲーム実況という文化は、本当に偉大だ。

そんな中、「ヒュージマテリア」ってなワードを久しぶりに耳にした。もしやユフィはあのビッグでラージでヒュージなマテリアに目をつけていたってのか…？実際、神羅の内部でスカーレットをやっつけたときに彼女は「まだ完成していない」と言っていた。無謀かつ無計画なウータイ組を舐め腐り敢えて嘘をついた可能性も否めないが、そういえばヒュージマテリアって神羅が魔晄炉で作ってたんだよなぁと。そして原作で出てくるのはストーリーもかなり終盤に差し掛かった頃だった。ユフィがソノンと一緒に神羅へ乗り込んだのは、ティファがコルネオを追うため単身ウォールマーケットへ向かったあたり。まあRはミッドガル脱出までだからどのみち最序盤であることに変わりはないのだが、もしかしたら時系列的にその段階ではまだヒュージマテリアは完成していなかったのかもしれない。（この辺全然覚えてないけどそもそもヒュージマテリアってそんなに製作過程の背景あったかな…）

さて、ではなぜ私はユフィの目的をこんなに考えているのか。 原作でのユフィは所謂隠しキャラで、本来FF7は彼女なしでも普通にクリアができてしまうストーリーになっている。もう一人ヴィンセントという隠しキャラも存在するが、彼は正直かなりの重要人物であり仲間に加える際もストーリーを理解するための重要な話が多く聞ける。むしろメインキャラとして登場すべきではないか？と思えるほど。しかしユフィは森を歩いていると突然敵としてエンカウント。仲間にするのもひと苦労でプレイヤーは幾度となく彼女に騙されることになる。極めつけは本編のストーリーに関わるエピソードがまったくと言っていいほど、ない。全然ないのだ。しかも彼女の生まれ故郷ウータイへ赴くと（もちろん任意）、強制的にパーティメンバー全員のマテリアがごっそり奪われてしまう。なんならラスダンでさえ彼女はアイテムを独り占めしようとし、星の運命が掛かった最後の戦いを前にしてもマテリアのことを考えているという、ある意味最強の少女である。一連の流れを見ると「なぜ彼女を仲間に入れた？」となるのは致し方ない。しかし私はユフィというキャラクターが大好きだ。ウータイでのイベントは彼女の優しさや純粋に故郷を想う気持ちが伝わってくるものだった。それに…クラウドたち一行の旅に引き続きついて行くのも父ゴドーの助言があってこそ。あとは…えーと。いや。。やっぱ苦しいわ。他のメンバーの決意の重みを考えると、苦しすぎる…。ごめんユフィちゃん、庇いきれん。とまあそういった感じでストーリー進行においてのユフィの存在意義は残念ながら全キャラの中でも圧倒的に最下位。異論は認めるがFF7もユフィも全部大好きな私はそう考えている。また、それゆえに「もっと仲間としての絆を感じたい」と私は思うようになっていた。

長くなったが、そんなこんななことがのしかかったうえで今回FF7RIにてまさかの主役を張ったユフィ。彼女がどんな活躍を見せてくれるのか、また今後の続編でどのような登場の仕方をするのか。私にとってそれらは非常に大事な要素であった。尤も、出始めた当初はPS5をゲットできない腹いせに「原作ではまだ出てこない隠しキャラであるはずのユフィがなぜ堂々と出てくるんだ！？」とブツブツ批判していたこともあったが、無事PS5を手に入れ心が晴れやかになり楽しんでプレイできた結果「今作ではもっとシナリオに絡んできそう」だと直感で分かった。ソノンという相棒の登場や本家アバランチとの繋がり、さらに先程述べたヒュージマテリア？を追うストーリー展開。それらの存在によってユフィの目的はしっかり本編に繋がっている、意味があると感じられる気がする。何より今作はCCやBCなど過去のコンピ作の内容がフンダンに盛り込まれているのだ。ユフィ編のラスボスだったネロさんもDCのキャラであり本来ならばユフィなんかとは無縁の存在であるはず（やってないからよう知らんのだけど）。ここでその想定外であるキャラ同士、そしてソノンが巻き込まれたことが伏線となり今後かならず何らかの形で再登場するであろうと私は考えている。ただ一方その頃クラウドたちはミッドガルを抜け出しているので一体どんな場面になるのかは見当もつかない。前回書いたように「未来は白紙」とのことだし、とにかく今はこうして色々考えることを楽しみつつ新情報や発売を待つしかない。

関係ないけど宝条戦前にヴィンセントがいるときの「眠るべきだったのは…」♪JENOVA「きさまだ、宝条！」の流れマジで完璧すぎるな。今度はこういう楽曲と使われ方の良さだけをブツブツ語るやつやろっと。あぁ、FF7おもろい最高。