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博士論文顛末記① はじめに

2023年12月に博士論文を提出したくーみんと申します。

今回、子育てをしながら博士論文を出すことができました。
家族や実家、保育園などの助けがなければ書くことはできなかったと強く感じていますが、インターネット上で「子育てをしながら論文を書いている人たち」の存在にも強く助けられました。今回無事に提出をすることができたので、どんなふうに書いていったのかについて、私も少し残しておこうと思います。

もちろん、分野が違えば状況は異なるでしょうし、子育ての状況が同じというひとはいないと思います。
それでも、「私はこんな風に博士論文を書きました」という記録が、少しでも誰かの役に立つならば、残しておく価値はあると考えます。

研究分野とバックグラウンド

日本語教育学を専攻しています。その中で、博士論文では特に「オンラインでの日本語教育実習のデザイン」について研究しました。

私は2011年3月に国内大学院の日本語教育学コースを修了しました。修士終了後、即博士課程……というわけではなく、海外に計5年おり、それぞれ大学で日本語を教えていました。その後、諸事情で帰国をし、博士課程に進学しました。

博士課程に入ったのが2017年、博士論文を出したのが2023年なので、7年ほど博士課程にいた計算になります。これは、子育てをしていたからではなく、3年ほど遊び惚けていたからです。なので、実際に上記のテーマで腰を据えて研究をし始めたのは、2020年からです。テーマが固まらなかったというのもあるんですが…。

それから、2018年から国内大学で非常勤として日本語を教えています。これはもしかしたら日本語教育学を専門としている博士課程学生が、ほかの分野の学生と比べてちょっと特殊な感じになる例かもしれません(実際のところどうなんだろう)。

子育ての状況

2020年に出産しました。実家・義実家ともに2時間あれば来てもらえるくらいのところに住んでおり、みんな健在なので、何かあったら助けてもらっていました。

子供は2021年から保育園に通っています。保育園がなかったら研究も仕事もできていなかったと感じます。保育園の先生方にはまったく頭が上がりません。

そんな感じのバックグラウンドで、博士論文を書いて出すまでの話ができればと思います。
気長に書いていこうと思うので、お付き合いいただけたら嬉しいです。


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