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『無我の境地』 第40幕

1.『無我の境地』

週刊少年ジャンプで連載され、アニメ化された『テニスの王子様』。
作中、主人公の越前リョーマが切原赤也との対戦で最初にこの『無我の境地』に辿り着きました。
『無我の境地』に到達した登場人物は、
・越前リョーマ(えちぜん りょうま)
・手塚国光(てづか くにみつ)
・切原赤也(きりはら あかや)
・真田弦一郎(さなだ げんいちろう)
・千歳千里(ちとせ せんり)
・幸村精市(ゆきむら せいいち)の6名。

また、『無我の境地』の先にある3つの扉は、
『百連自得の極み』(ひゃくれんじとくのきわみ)
『才気煥発の極み』(さいきかんぱつのきわみ)
『天衣無縫の極み』(てんいむほうのきわみ)でしたね。

『テニスの王子様』、実に懐かしいです。

『無我の境地』とは、頭で考えて動くのではなく、身体が実際に体験した記憶を含め無意識に反応する、己の限界を超えた者のみが到達できる境地です。
いわゆる、トップアスリートが辿り着く『ゾーン』状態と同一の状態ですね。

2.『ゾーン』状態

『ゾーン』状態を描いたアニメとしては、週刊少年ジャンプで連載・アニメ化された『黒子のバスケ』(くろこのばすけ)が思い出されます。
漫画・アニメファンの一人として、忘れてはならない名作の一つでしょう。

特に、登場人物の『ゾーン』に入るシーン・目にも特徴がありましたね。
ゾーン状態に入れる登場人物は、
・火神大我(かがみ たいが)誠凛高校 『キセキならざるキセキ』
・黄瀬涼太(きせ りょうた)海常高校『キセキの世代』
・緑間真太郎(みどりま しんたろう)秀徳高校『キセキの世代』
・青峰大輝(あおみね だいき)桐皇学園高校『キセキの世代』
・紫原淳(むらさきばら あつし)陽泉高校『キセキの世代』
・赤司征十郎(あかし せいじゅうろう)洛山高校『キセキの世代』でした。

『ゾーン状態』は、何もアニメの世界だけに存在するものではありません。
特に、トップアスリートに「ゾーン状態』の経験者が多いそうです。

『ゾーン』とは、集中力が非常に高まり、周りの景色や音などが意識の外に排除され、自分の感覚だけが研ぎ澄まされ、活動に没頭できる特殊な意識状態を指します。その際には、取り組んでいることに没頭し、驚異的な集中力で予想以上の結果を出すことが可能になると言われています。

3.『マインドフルネス』

凡人である私たちが、『無我の境地』や『ゾーン状態』に入ることはできないのでしょうか?

『マインドフルネス』という言葉があります。
『マインドフルネス』は、仏教における「念(サティ)」の英訳語で、「心にとどめておくこと」「気が付くこと」「注意すること」などと訳されます。
「”今ここ”に意図的に意識を向け、価値判断をせず、ありのままに受け入れている状態」を指します。

『マインドフルネス状態』に入る方法の一つに、『瞑想』があります。
仏教では、2500年以上も前から『マインドフルネス』を実践するトレーニングとして、『瞑想』が行われてきました。

『瞑想』によって、意識をコントロールし、「今ここ」の一点に集中させることが可能となるのです。

『瞑想』を行うことで、『顕在意識』から、『潜在意識』の領域に入っていくことができます。
いわゆる、『無我の境地』に到達できれば、その先の『真我』に辿り着くことも可能です。
『真我』は、『ハイヤーセルフ』と繋がることができるため、『神』との対話もできるかもしれません。


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では、また次のnoteでお会いしましょう。
空(くう)でした。




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