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受験勉強をサボった挙句、暇な高校に行ったから見つかったこと

#あの失敗があったから というテーマで書いてみようかと思い巡らしていたら、思い出した。

失敗をしながら選んできた人生だけど、高校受験の勉強を全くしなかった結果、落ちるとは全く思ってなかった志望校から落ちて、授業さえ聞いてれば5段階評価の4が取れる学校に入ったことは、なかなかの失敗でした。

入学したその日にクラスで自己紹介をしたとき、「信じられないくらい誰にも興味湧かないから、この学校で友だち作るのやめよう」と決意した。

たまーに話しかけてくる人はいたけど、授業でペアとかになる必要がなければ基本ひとりで過ごす事にした。

そんなことでもなければ、本を読む楽しさには気づかなかったかもしれないし、経済にも宗教にも文学にも国際問題にも興味を持たなかったかも。

ただ、中学時代の友だちはいるけど、高校には友だちがいないから、かなり暇。

本を読んでも、バイトをしても、暇。しかもバイトで稼いだささやかなお金を使いきれずに「余ってる」と感じてた。(今はそんなこと思わないけど)

そんな時に出会ったのが国際協力。

困ってる人の人生をマシにできるのか。それなら、寄付しよう!ってことで、高2で4500円のマンスリー寄付を始めた。

一応、お金の有効活用をしてる気がして1年。

寄付で助かっていると感謝の手紙が現地からいくつか届いた頃、「いや、私なんかにお礼いらないから。自由に遊んで勉強して、(語弊があるのは分かってるけど他の言い方が分からない…)勝手に幸せになってて」と思った。

で、高3。「寄付じゃない。労働奉仕だ。ボランティアだ。日本みたいな先進国の人が問題を知らないから世界の問題は解決しないんだ」と大学生に混じって国際協力団体のボランティアを始めた。

面白かった。久しぶりに話したい人に会えた気がした。

ただ、大学生たちに心底心配されたのが、大学受験。高3でボランティアなんかしてて大丈夫?と。

大丈夫。なぜなら、大学生が3年生になって、やっと研究ができるようになったタイミングで「就活」なんてつまらない事に熱心に時間をかけ始めたのを見て、「何て無駄な時間の使い方なんだ、日本のシステムから逃げよう」と留学を決意したから。

考えてる割に行き当たりばったりなもんで、その後、イギリスに留学して、学部にも入学したけど、退学して、日本に戻ってきて、いろいろありまして、今、国際協力を仕事にしています。

いろんな失敗と選択の結果、年々自由に生きられるようになってきているような気がします。

何が正解だったのかはわからないけれど、一応、自分の幸福度を上げるための選択を考えまくって選んできたつもり。

受験の当日にも参考書ひとつ持っていかなかったという自業自得な原因による失敗ですが、あれがあったから、今があるな、と思います。

暇な学校で良かったーと。笑

もし15歳の私に会ったら、「あんたの30代は、今より自由だよ」と一言教えるかな?いや、ネタバレになるから、言わないな。

あ、ちなみにその後、友だちいっぱいできました。人生どうなるかわからないもんですね。笑


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