現代の働く者たち-自己紹介-

初めまして。簡単に自己紹介をさせていただきます。

私はごく一般家庭に育ち、中学卒業とともに実家が引っ越すことになり、家から近かった商業高校へ入学しました。
商業高校はその名の通り、商業についてを専門として、簿記や情報処理、プログラミングといった商業科目を学ぶと共に普通教科も多少学ぶような高校でした。
一般の高校に比べ、高卒当たり前の世界で進学する生徒の方が少なかったです。
私は就職も特に浮かばず、大学進学する気も起きず、夢を追いかけたいなどという理由で親を説得し、働きながら夜間のデザイン学校へ入学することを許してもらいました。

昼間働く場所は特に考えず、家を飛び出し夜間の専門学校近くのコンビニや飲食店を掛け持ちしながらデザインを勉強しようとしておりました。

しかし入学したデザイン学校は、入学後に夜間部は卒業しても履歴書に書ける「卒業」にはならないと言われ、いざ授業が始まれば、見学した昼間に比べ夜間の生徒に対する態度の悪さ、またお絵かき教室で習うような程度の授業内容や、夜間部の生徒の今後を考えてくれていない授業方針等に疑問を持ち、徐々にやる気をなくしておりました。

授業料も安くはないですし、親に頼らず自分のお金でやると掛け持ちまでしていたのに、授業を受けても身にならないでは何のために私は仕事を頑張っているのだろうと疑問を持っていた時、友人から掛け持ちをしなくても結構稼げるお仕事あるよと何気ない会話の中で人材派遣の話を聞きました。

人材派遣という名前は知っていても、契約社員のようなものだと思って手を出さなかったのですが、勤務日が自由である、日払い可能であるなどと、あまりにも上手い話を聞いてしまって一度登録してみようと思ったのです。

そこで派遣登録した会社でしばらく働いていたところ、仲良くなった内勤の方に今の学校の状況などを相談させていただき、身にならないような学校ならこれ以上授業料払っても無駄なのではないかと言われたことがきっかけで、夜間のデザイン学校を辞める決意をしました。
そのままここでは派遣スタッフとして働き、どこかで就職しようと思っていたところだったのですが、当時の支店長だった方から直接連絡をいただき、うちで働かないかとお声を掛けてもらいました。

結局は学力社会じゃなくなったといっても、高卒で中途半端な時期に雇って頂ける会社はなかったと思います。
当時の支店長には、あの日雇っていただいたことに感謝が尽きません。

そんなわけで、人材派遣という地へ全く右も左も分からない高卒の子供が入社したのでした。

そこから私なりに感じた、現代の働く方々について思うことを綴っていきたいと思います。

ちなみに今は、Webデザイナーという仕事を個人でさせていただいております。
人材派遣からWebデザインの世界という異色な場所へ足を踏み入れたことに関してはまた別件でお伝えできたらと思います。


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