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今日はちょっと企業向け|QNAP NAS ユーザーがハイブリッドクラウドストレージ環境を構築すべき理由

新成人の皆様、ご家族が成人を迎えられた方々、おめでとうございます!

なるほど今年は 20 世紀の終わりに生まれた方々が、 令和初の成人を迎えるわけですね。運命的!これは今後の人生幸先良いこと間違いなし。本当におめでとうございます。

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さて、前回の投稿では、NAS にハイブリッドクラウド環境を構築するメリットについてお話ししました。

本日の投稿のテーマは、「すでに NAS を使ってデータをバックアップしている。わざわざいろいろ設定して、パブリッククラウド(AWSなど)と連携してハイブリッドクラウド環境をつくるメリットって何?」です。

QNAP 利用者向けに専門的なことばを使うとこうなります。

すでに 1 台以上の QNAP NAS を所有するプライベートクラウドユーザーにとって、QNAP の「HybridMount」「VJBOD Cloud」ゲートウェイソリューションを利用し、パブリッククラウドを追加してハイブリッドクラウドストレージ環境を構築するメリットは何か?

HybridMount とか VJBOD Cloud って何ぞやという方はぜひ公式サイトをご覧ください)

それではメリットを紹介していきます。

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1. ムダのないバックアップ、復元、同期を実現

「3-2-1 バックアップの法則」をご存知でしょうか。

大切なデータを確実に保存しておくためのルールで、世界的に広く知られています。

・ 最低 3 つ、データのコピーを用意
・ 2 つを別のストレージメディアに保存
・ もう 1 つをオフサイト(離れた場所)に保存

複数のクラウドストレージサービスを利用し、ハイブリッドクラウド環境を構築すれば、3-2-1 バックアップの法則に則った完璧なバックアップが実現できます。

2. インフラ設備と容量拡張をシンプルに

ハイブリッドクラウドストレージを構築せず上記のルールを徹底しようとしたら…?

複数の NAS を互いにバックアップしあう設定を行う必要があります。

また、NAS の容量がなくなった場合には、拡張エンクロージャ(こういうやつ)を用意しなければなりません。

こういった物理アプライアンス(機器のこと)は、追加の容量とメンテナンスのための手間ひまを必要とします。

しかし、QNAP NAS をハイブリッドクラウドストレージゲートウェイとして利用すれば、ストレージ容量は事実上無制限になります。

パブリッククラウドストレージは簡単に拡張することが可能です。料金も使用量による明朗会計。IT インフラ設備をシンプルにします。コストと管理の手間の両方をコンパクトにできます。

3. ビッグデータと AI

ビッグデータを処理する場合、QNAP NAS をゲートウェイとして利用する事で、データの取り込みとパブリッククラウドへの移動が簡単に行えます。

オンプレミスでコンピューティングリソースをホストする必要がなくなります。

スーパーコンピュータを自分で構築するのに比べて、ずっと少ないコストでほぼ無限のコンピューティングパワーを手に入れることができるのです。

4. 同僚や友人との共同作業がラクになる

複数の拠点を持つ企業にとって、それぞれの支店に設置された QNAP NAS を簡単に設定すると、データをクラウドに同期したり、逆にクラウドから NAS へ同期したりすることができます。

複雑な VPN 設定や IT インフラいらずで、世界中でデータの共有が可能になります。

5. 使い勝手はそのまま

SAMBA/AFP/NFS/iSCSI プロトコルを使用して、マウントしたパブリッククラウドストレージにアクセスできます。

図のパソコン画面のように、普段 パソコンのローカルでデータを扱うのと同じようにファイル管理が行えます。

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6. 貴重なコストを節約

これは経営者向けの情報ですが、パブリッククラウドサービスを使用することで、資本支出予算(CapEx)を運用費予算(OpEx)へと移行できます。ビジネス的にはこちらの方が嬉しいですよね。

多額の初期投資は必要ありません。財務も安定し、予算の見通しも立てやすくなります。メンテナンス労力も最低限に抑えられるのも大きいでしょう。

7. デジタルトランスフォーメーションを実現

パブリッククラウドを採用することで、ほぼ無限の可能性をもってして企業や組織のデジタルトランスフォーメーションを後押しします。

パブリッククラウドとプライベートクラウドの橋渡し役(ゲートウェイ)として QNAP NAS を使用することで、既存のビジネスモデルを革命的に変えるポテンシャルを得ることになります。

おわりに

オンプレミスの QNAP NAS をハイブリッドクラウドストレージインフラに進化させることに、多くのメリットがあることを理解していただけたら幸いです。

下記の専用ページには、対応サービスプロバイダを紹介しています。ぜひご覧ください。

次回の投稿では今回とは反対に、すでにパブリッククラウドを導入している企業が、QNAP NAS をオンプレミスの IT インフラに追加するメリットについて説明します。

それではまた来週お会いしましょう!


世界有数のNASメーカー、QNAP株式会社の公式noteです。