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【No.39】2023年を振り返って

皆様、こんにちは。QLife代表取締役の有瀬です。
今年も残すところあとわずかとなりました。2023年は私たちにとって多くの挑戦と成長の年となりました。この機会を利用し、今年一年を振り返り、来年への展望を共有したいと思います。

年間の振り返り

2023年は私たちにとって重要な変化の年でした。
大変残念ながら新年度開始間もなく離職者が一時的に増加し、組織が不安と混乱に陥りました。しかし、そうした混乱の中、数名のリーダーが先陣に立ち速やかに新体制へと移行し、事態は短期間で収束できました。
業績面でも好調を維持し、様々な業務改善を進めていただいたことにより、以前よりも多くのクライアントに対して高い付加価値を提供できるようにまで至りました。結果として今年度は昨年度と比較し1.2~1.3倍程度のペースで成長できており大変な成果だと感じます。

次に紹介したいことは、AIの活用です。生成系AIの台頭を受け、当社でもいくつかのプロジェクトが進捗し一定の成果を得ています。今年の4月に書いた記事では以下のように触れました。

病院検索やメディアに限りません。組織のあり方も、主力事業も、そのソリューションも。あらゆるものをゼロベースで見つめ直し、今後のアクションプランを定義する、そんな一年にしたいと思います。

いくつかの事業の業務プロセスを、生成AIを使い処理を自動化することで極めて短期間でアウトプットできるよう改変してみました。まだ検証結果を待つものもあれば、想定以上の成果を得るものもありました。
わかったことの一例としては、想像の10倍以上、AIは我々の期待に応えてくれるということと、いくつか感じていたリスクや懸念はAI側の短いサイクルによるアップデートにより早晩解決されていくであろうことです。これに取り組む企業と取り組まない企業との間では極めて大きな生産性の開きがあるように感じました。

次に紹介したいことは、新規事業の立ち上がりです。ここで詳しくは書けませんが、3つほど新規事業・サービスに挑戦しており、そのいずれもがPoCを進めていく中で方向性が見えてきました。我々にしかできないこと、我々だとよりうまくできることを出発地点として取り組んでいますが、いずれの事業も今後大きく成長をしていくポテンシャルを秘めているなと心からワクワクしています。

従業員の皆さんへの感謝

先で述べたように、組織の混乱があった中で、歩みを止めずクライアントや患者さんへの対応をこれまで通り、またそれ以上に対応を続けてくれた全従業員の尽力と貢献に心から感謝しています。とりわけ、役割を新たに担ってくれた方、一時的な負担を前向きに受け止めてくださった方々には重ねてお礼を申し上げます。

顧客やパートナーへの感謝

私たちの成長は、信頼できるパートナーシップと、私たちのソリューションに価値を感じてくださる顧客の支援があってこそです。
極めてチャレンジングな案件への提案、挑戦機会をくださっているクライアントへの感謝はもとより、それを実現していく上で重要となるパートナー企業やエムスリーグループ各社にもお礼を申し上げます。
そして最後に、様々なシチュエーションでアドバイスやご協力をいただいている医療従事者の皆様や患者さん、臨床試験に協力をいただいているボランティアの皆様へもお礼を申し上げます。

来年の展望

2024年は、今年温めてきた様々なプロジェクトが花開くよう投資を強化したいと考えています。既存事業においては、その存在価値を改めて問い直し、あり方の変化、やり方の変化を進めたいと考えています。前述の通り、私たちが想像する以上にAIは急速に浸透するように感じています。これまで人間が付加価値と感じていたことが一瞬で無価値になることすらあり得ます。こうした状況を受け、我々にしか保持できないデータを持つこと、より上手にAIと付き合っていくことを方針の軸として取り組んで参りたいと考えております。

最後に、2023年すべてのステークホルダーへの感謝と、新年が皆様にとってすばらしいものになることを心から願っております。

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