見出し画像

3月14日◆待ち合わせはやっぱりコメダ

今日は午後から都心に出る用事があったので、自宅と目的地の真ん中くらいの位置に住んでいる両親に、遅い朝ご飯(or早めの昼ご飯)を一緒に食べないかと誘ってみた。

両親は昨年、故郷の愛知県から神奈川県に移住したばかりだ。ばかりと言ってももうすぐ1年が経とうとしているが、70年以上も東海地方に暮らしてきた二人にとって関東での生活がどうなのかが気になるので、できるだけ会うようにしている。

しかしこっちの心配をよそに、父は”推し”のコンサートで埼玉まで出かけるらしく、同席できないらしい。移住は父たっての希望だったが、まさか推し活が目的だったのか…!?(苦笑)。ともあれ、会う度に二人とも楽しそうに暮らしている様子が伺えて、こちらとしては一安心である。

ダメ元で、両親の近くに暮らす子育て真っ只中の妹を誘ってみたら、運良く参加できるという。それで女3人、まだモーニングが食べられる10時半にコメダで集合しようということになった。妹は徒歩で10分だからすき間時間に、母は徒歩で20分の距離だから散歩にちょうどいいだろう。そもそもコメダしか頭になかった私は、どの店舗が集まりやすいかという視点でしか考えていなかったが、10時半という中途半端な時間においては、きっとこれ以上の選択肢はない。

最寄りの駅で降り立つと、母から「座ったよ」とLINEが来た。至近距離にいた妹も「今行く!」と、続けて私も「駅でーす」とメッセージを送り合い、全員が約束の時間よりも早く着いた。母・妹・私の3人で地元愛知のコメダに行ったことは何度かあるが、お店に向かうのはいつも家から母の運転する車だった。だからそれぞれ違う場所からコメダに集まった今日は、なんだかとても新鮮だった。

私は最初からモーニングサービスの後に、昼ご飯として別のフードを追加しようと思っていたので、コーヒーは迷わずたっぷりサイズを選んだ。すると母も妹も”たっぷり”を選んだので、その後は3人でいろんなフードメニューをシェアした。時々思い出話をしながら近況を報告しあい、一人では食べられないボリュームのエビカツパンや、背徳感のあるシロノワールなどを分け合っていたら、あっという間にタイムリミットが到来。楽しくて、ほっこりして、美味しい時間だった。私たちにはコメダで十分だし、むしろコメダしか勝たん、と思った。

考えてみたら、こうやって3人だけで話したのは10年ぶりくらいかもしれない。いや、甥が13歳だからそれ以上かも…。いつの間にか人生のステージが2段階くらい上がって、話題が白髪や更年期などすっかりオバサン化したことに自ら笑いを入れつつ…人生に寄り添ってくれるコメダ珈琲店は、やっぱり私にとってなくてはならない存在だと再認識したのである。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?