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推し

推しが好きだ。 そりゃそう。 とはいえ「推し」という存在に対する好きという感情ってちょっと誤解されてないかと思うことがままあり。というわけで私的な感覚の話を書き残します。あくまでこれは「私の場合」。でも特別独特なものでもない、よくあるお話のはずだから。 まず私にとって推しとは 「理想の投影先」 なのだと思う。 (正直まだしっくりきた言葉は見つかっていない。かろうじて自分の感覚に近いものというと今のところこれなので、当面はこれをベストアンサーとするつもり) その証拠

    • 感想

      ずいぶん長いことそれは起きていなかったので、体から精神が解離していくのを遠く感じながら、懐かしいなぁと思った。 父がいて、兄がいて、姉がいて、私がいて、母はおそらく台所か私の横にぴったりくっついていたので、気配だけそこにいた。一瞬で冬になってリビングでコタツに入っていて、卓上にはカセットコンロと煮えた鍋。逃げたいけど体が固まって、タイミングも間違えたら怒られるかもしれないからわからなくて、私はあのとき世界でいちばん小さくて非力だった。 だから「いつでも退出していいよ」と世