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奴が来たんだ

過日、大学院の学生による研究の発表会が行われた。修士の学生は作成した論文をもとにプレゼン資料を作成し、1人あたり発表12分と質疑応答7分の計19分を乗り越える必要がある。特に大変なのは質疑応答の時間で、発表を聴講している教授陣からの鋭い質問や指摘に学生は7分間も耐えなければならない。最悪サンドバッグ状態になってしまう。

発表会の1日目はただ研究室の学生の発表を見ていた。そもそも参加する際の服装の指定がなかったので、とりあえずスーツで行ったら案の定みんなスーツだった。ただ、発表に参加した30人中2人ほど私服で参加している学生もおり、そういう人は服装を相談できる友人がいなかったのだろうと思った。発表した学生の中には、大学院に通う学生とは思えないような低いレベルの研究を発表している学生もいた。そういった学生には教授陣から「これは研究ではなくて作業だと思います」といった辛辣な意見が全参加者の前で浴びせられる。他研究室でデータ圧縮について研究していた友人は、教授からの「データの内容をどれほど担保したまま圧縮ができるのか?」という質問の意味が理解できず、質問と要領を得ない回答を延々と繰り返して7分の質疑応答を乗り切っていた。そんな情けない修士たちを見るたびに私の気持ちは燃えたぎるのであった。

私の出番は2日目の朝9時台に回ってきた。事前に発表練習をしていたおかげかあまり緊張もせず、発表も12分ジャストで終わった。それから教授陣による質疑応答に対しても簡潔で要領を得た回答を行い、短時間で回答しすぎて質疑応答の時間が余ってしまうほどだった。素晴らしい論文発表をおこなった学生に贈られるナイスプレゼンテーション賞が仮にあったとすれば、おそらく受賞できていたレベルだろう。とりあえず発表会は終わったので、卒業式までの期間は遊んだり、引っ越したり、実家に帰ったりする人が多いと思うが、私は研究を後輩に引き継がないといけないので、そのための資料作りのために研究室に出向くのである。


論文の発表が終わってからは夜更かしが習慣化しており、深夜の3時や4時くらいまで起きていることが多い。先日はyoutubeでガンダムのシャア専用機を全て紹介する動画を見てしまい、夜更かししてしまった。寝る時間が遅いので逆に起床時間は12時ごろになる。別にわざわざ早起きしてしたいこともないので寝るのだが、社会人の生活リズムに体を慣らしておくのは重要だとも思う。新しい洗濯機もひと足先に届いてしまったので、現在の住居である安アパートから早く引っ越したい。

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