見出し画像

降りられるのかよぉ!

私の会社はフレックス勤務を採用している。しかし、私自身はまだ試用期間の身であり厳密には正社員でもないため、最初の3ヶ月間は朝8時半からの始業に間に合うように出社しなければならない。私は毎日会社に弁当を持参するようにしているのだが、最近業務スーパーの冷凍食品が弁当の食材として 丁度良いことを発見した。以前は普通にスーパーで買った豚肉を単純に焼いて少し味付けしたものと白米だけを弁当に入れていた。しかし、それだと弁当の見栄えが悪いため野菜を入れたいと思ったのだが、忙しい朝は弁当作りの手間をかけたくないというジレンマがあった。そこで、業務スーパーの冷凍野菜を買ったことでこの問題が解決したのだった。私が購入したのは冷凍ブロッコリーと冷凍パプリカで、これらは1分程度レンジアップするだけで調理が終わるという手軽さ。これにより私の弁当は白米と肉料理に加えて、野菜も追加され、見栄えも味もレベルが上がったのであった。

業務に関しては、これまでの長かった研修を共にしてきた同期の仲間たちと別れを告げ、各々が所属の部署へと配属された。私も初めて社内の事務所に入り、同じ部や課の人たちに挨拶をした。私と同じ課に配属された新入社員はもう1人いるのだが、彼がなかなかに癖のある人物なのだ。体格は180cm台の大柄な見た目なのだが、昭和の文豪のような雰囲気を醸し出しており、言葉使いは丁寧な上に早口だ。考え事をしているような仕草を多く見せるため、おそらく思慮深い人物で頭の回転も早いと考えられるが、なかなかに独り言が多いため私が反応した方が良いのか迷う場面が多々ある。今のところ彼と今後仲良くやっていけるのだろうかという不安は払拭できない。

そんな新入社員である私たち2人の歓迎会が先日行われた。私の部署は在宅勤務の社員も多いため、飲み会の場で初めて会うことになった社員も多くいた。私は1ヶ月ぶりくらいに飲酒し、途中で自己紹介なども挟みつつ多くの先輩方と会話をしようと努めた。会話の流れで「休日は何をしてるの?」と私が先輩に聞かれる場面があり、今思えばここで「ショッピングです」と答えておけばよかったものの、私は「YouTubeを観てます」と答えてしまった。そのため必然的に「誰の動画とか観てるの?」と聞かれたのだが、私は「いだちゃんねる」と答えてしまった。
"いだちゃんねる"はコバとサイコという京都大学の2人組からなるYouTuberなのだが、いわゆる"大学生ノリ系YouTuber"といった感じで、高校生や大学生が楽しんでみるようなコンテンツなのだが、これを社会人の飲み会の場で話してしまったことが悔やまれる。案の定、先輩はいだちゃんねるを知らなかったようで「今度観ておくわ!」的な流れになってしまった。今後は観ていても恥ずかしくないYouTuberをいつでも言えるように訓練しておきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?