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大学行く暇あったらアプリ作りなさい

4月に社会人になったのと時を同じくしてドラムの練習を始めた。きっかけはバンドをやっている友人から、次回のライブでドラムサポートとして叩いてくれないかと懇願されたからである。友人の頼みであれば引き受けない理由はないということで、私は秒でそれを承諾した。しかし、私のドラム経験は学生時代のコピーバンドで2回か3回だけドラムを叩いた程度であり、スキル的は超低いと言わざるを得ない。そのため、4月からスティックを握りしめて自宅近所のスタジオに通うようになった。結論から言うとドラムを叩くことは楽しかった。ギターよりもより直感的で自由度が高く、エヴァンゲリオンを操縦するのと同じくらい難しいと言う印象だ。ドラムを練習していると出したい理想の音に対して体が追い付かないという場面が繰り返され、非常にもどかしさを感じるが、それにより「やっぱ面白れー楽器だわ」とより一層のめり込んでしまうきっかけとなるのだ。私が現状で目標に掲げるドラマーはDeerhoofのグレッグソーニアだ。ドラムセットは3点+シンバルというソリッドなセッティング(時期によってドラムセットはコロコロ変わる。ハイハットがないこともしばしば)でありながら、圧倒的な手数と繊細なアクセントコントロールによりミニマムなドラムセットからは考えられほどのバラエティに富んだ音を出す。ライブではグレッグのドラムにしか目がいかないらしい。ドラム初心者が目指すにしては正直レベルが高すぎるというか、そもそもこのような自由奔放なスタイルのドラムは音楽性次第ではバンドの良さを損なわせてしまうかもしれないが、ひとまず参考にしているというお話である。


今週は入社して初めて出張に行った。出張先は長崎にあるオフィスで、熊本オフィスのメンバー5人でレンタカーで向かった。まず当日の集合時間が午前7時に熊本オフィス集合と非常に早かったため、逆算して早朝の5時台に起きる必要があった。また移動中の車内は和気藹々とした雰囲気というわけでもなく、シーンとした時間が非常に多かった。そんな無言の時間が大半を占めた3時間の移動が終わり、長崎オフィスに到着する。建物内はまるで高級ホテルの上層階のような作りで、社内食堂も無印良品の店舗のような洒落感があった。作業をする事務所はスペースが広い上にゆめタウンのような吹き抜けの構造になっていて、いかにもホワイト企業風のオシャレな事務所という感じだった。学生の時にインターンで長崎のオフィスに行っていたら、多分入社したくなっていたと思う。そんなこんなで夜は長崎の部署の人達との飲み会に参加し、自己紹介をさせられたりした。飲み会後は会社のお金で予約した朝食付き約8,000円のホテルに帰り、就寝。翌朝にホテル内のレストランでバイキング形式の朝食を済ませると、午前8時にはレンタカーで長崎を出発し、11時には熊本のオフィスに到着した。帰りの車は行きの時よりも会話が無かった。到着直前、熊本オフィスが見えてきた頃に同乗していた30代男性社員が「働きたくない、、、」と呟いていた。
今回、仕事での出張の理想と現実を体験することとなったが、どちらかというと非日常感を味わうことができて楽しかった。来月も福岡に出張に行くかもしれないので、前向きに取り組んでいきたい。

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