2/8 雪解け、家具の検討

屋根の上の雪が解け、軒先から垂れ下がった氷柱たちの先からボタボタと水が落ちていた。氷柱を注視すると、中に細かな気泡の列が見えた。スパークリングワインのグラスの底から立ち上る小さな気泡たちとよく似ている。雫が落ちて積もった雪に穴ができていくのも見ていて面白い。飛び散った水滴によってコンクリートや板の上に斑点模様ができていて、アートの手法としてありそうだなと思った(自然現象の平面化として)。
そういえば、雪が解けて地面のコケが露わになったところに石がいくつか落ちているのだが、その石たちが沈み込んでいるような現象を見た。石が沈み込んでいるのではなく、石の高さは変わらずに周りの土が持ち上げられることでそのように見えるようだった。土内部の水分が凍って体積が増え、土(とその表層のコケ部分)が持ち上がったのだろう。霜柱ともまた違っていて面白かった。

家具の検討もそこそこに旅館改修で調達する備品の選定と見積もり作業に入った。エクセルに入力し、うちで調達するものと外注するものとで分けて金額を出していく。この作業が意外と時間がかかるのだ…
設計事務所でも設計料以外のところでお金をとっていかないと立ち行かなくなるのだという。昨今の物価の高騰で設備工事も大工工事も見積もりがとんでもない金額になってしまい、提案したいものもできないし、なかなか厳しい状況だ。
まだ1年目なので、自分が携わっている設計物件が着工したことも竣工したこともまだない。今年は担当している住宅もいくつか建ち始めるだろう。早く喜ぶ施主たちの顔を見たいな…

余談
Twitterでは新たなSNSのアカウントを開設した報告が多く見られるようになった。ここ数年は、面白いな、とかタメになるなと思うアカウントを見るためにTwitterを使っていたが、その人たちがこぞって別のSNSに移り出したら僕はどうするだろうかと考えている。
noteは日記を書くためにも続けるだろうけれど、Twitterは見なくなってしまうかもしれない。自分の内面を中継するようにツイートすることもないし…
写真や絵の投稿はInstagramに完全移行しつつあるし、仕事と連携した情報発信は今後Instagramに重きを置くことになるだろう。
自分のペースで発信したい人やSNSのスピード感に疲れた人はなんとなくnoteに来るだろうな(来てくれないかな)と思った。

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