【日記】ダメだった

 Ultra HDブルーレイを見たいがために、ミニPCを買ったという話を、前に書いた。そのミニPCが今日届いた。急いで必要な配線、といってもマウスをつなぐだのキーボードをつなぐだの(この段階で問題になったのは、キーボードが英字配列として認識されてしまったという程度で、逆に言うとはじめてつなぐ機器がオーディオインターフェース、マウス、キーボード、モニターとディスクドライブと、これだけあった割には実にスムーズにできたと思う、特にモニターとキーボードに関しては、最初は読み込めなかったということは通じない。もし使用できなかったら、パソコンの電源が入った後で、現在出力しているはずのものを確認することができない、また一切の操作が不可能となる。ここがノートパソコンと違うところだ。他の機器につなぐという選択肢がない以上は、一発勝負だった)大した配線でもないけれども行って、電源をつけてOSを起動して多少のブラウザ操作などはできるようになった。自分の思う、最低限のパソコンの動作というのは確認することができた。本当にいい時代になった。さあと言って、次に、前回ノートパソコンからモニターにつないだばっかりに失敗した、Ultra HDブルーレイの再生に取り掛かった。ディスクドライブは対応するものを買ってある。プレイヤーもお金を払ってそろえた。映像ソフトもたくさんある。さあいざ、と再生ソフトを起動したら、やはり、前回エラーが出た「SGX」なる、CPUの内部にある、暗号化された計算領域のようなものの機能から、エラーが発生していた。なんぞ、といって原因を調べた。そしたら、原因なんてものじゃなかった。今回買ったミニPCは、Intel製のCPUではなく、AMDというところのCPUを使用していた。したがって、Intelという会社が占有している、Ultra HDブルーレイを再生するためのSGXを搭載していないのは当然のことだ。あとから、色々調べた頭をもってすればわかる。しかし、それほど今になったら当然のことのように思えることが、購入当時はわからなかった。前にも書いたかもしれないけれども、このミニPCは、ほとんど衝動買いのようにして購入した。だから、これによって何を再生できるとか、全然考えていなかった。あるいは、パソコンがあればとりあえずなんでも再生できるだろうと、ごく簡単に考えていた。しかしそれは間違いだったというわけだ。すべてコピーガードの、HDMIケーブルからCPU、ディスクやらデータに至るまですべて巧妙に仕掛けられたコピーコントロールのなせる業だ。まったく、いやな時代になったものだ。

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