【日記】謎解き
嫁に連れられて、東京ミステリーサークルという、体験型ゲームとか、謎解きとかいうジャンルのことをしている施設に足を踏み入れた。噂には聞いていた、こういうゲームというか、謎解きという施設があるというのは。しかして、実際に行ってみると、イメージ通りのゲームを行うことができた。実際に身体を動かして、といっても、あっちこっちお使いのように移動して、RPGのイベントのように、こっちに来るには一度あっちに行かなければわからない式に折りたたまれた謎を解くという、その程度ではあるけれども。しかし完全に机上で行うのとはなにか違う感じはある。こんなもんだよねとは思いながら、無邪気に楽しむことができた。やったことのないことをやるというのは、たまには必要だ。実際、見事に組み立てられていた。たった一枚の紙を、折ったり貼ったり曲げたりして、何度も使いなおす。一つの木片を、器用に切り抜いて、残りなく使って見事な工芸品を作り上げたのを見たような、といえば大げさに過ぎるけれども、それでも職人芸のようなものを感じた。謎自体は下らない。今日体験したゲームというのが、「大人のうんこ脱出ドリル」という、「うんこドリル」シリーズがコンセプトになった謎解きだった。脱出ゲームというけれども、謎を解いているどの時点においても、無断で家には帰れるので、どこか違和感がある、でもそう呼ぶものなのかもしれない。下らないとは言っても、腹のことではない、なんて、もともとあるうんこに引っかけた謎を淡々と解くだけではつまらないので、アレンジしてうんこ要素を傍白として付け加えていくのも面白かった。謎に詰まってきたら、便秘か、だの、ステージが1から2に進んだ時に、「まだ残ってるの?」「切れない!」など、本当にくだらないけれども、小学生同士みたいなことを言いあって、少し若返った気がした。あまりこういう注釈を入れたくはないけれども、感染対策はじゅうぶんに行った。それでも批判する人に対しては、返す言葉がない。
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