マガジンのカバー画像

エッセイ

19
運営しているクリエイター

2024年1月の記事一覧

鈴木眼鏡とかいうアマチュアとして新人文学賞に応募し続けることの苦々しさと甘ったるさ

鈴木眼鏡とかいうアマチュアとして新人文学賞に応募し続けることの苦々しさと甘ったるさ

 「鈴木眼鏡」というペンネームを持つアマチュアとして、新人文学賞に自分の書いたものを送り始めてからもう一年以上になる。

 一番最初に群像に『日本語は絶滅しました』を応募したときには二十七歳だった。次に新潮に『新世紀探偵』を応募したときには二十八歳だった。そして、いま再び群像に応募した『東京の鱒釣り』の結果を待っている私は二十九歳になっている。もし、このままずっと新人賞にトライし続けることになるの

もっとみる