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QC検定2級 合格体験記

ご覧いただきありがとうございます。
この記事ではQC検定2級一発合格を目指すために何をすべきか解説します。
私はこのやり方で勉強期間3ヶ月で一発合格できました。
皆さんの参考になれば幸いです。

使用したテキスト

使用したテキストは以下の3点です。

QC検定2級合格テキスト&問題集

勉強の中心となるのはやはり手法編です。
一応、理系で生きてきたとは言え、大学を卒業してからQC検定を受験するまで、何も勉強せずに生きてきた私は、基礎の基礎から勉強し直す必要がありました。

そのような状態で、「QC検定2級合格テキスト&問題集」は比較的優しい解説が多いため、とっつき易さがあり重宝しました。

「高校数学レベルから優しく解説してほしい」
「式がいっぱい出てくると頭がパンク・・・・」

みたいな方にはオススメのテキストだと思います。

品質管理の問題演習と解説(手法編)

ある程度、全体像が掴めたら公式テキストでもある、
「品質管理の問題演習と解説(手法編)」
を解いておくべきだと思います。

解説も丁寧ですし、公式テキストなだけあって、実際の試験に沿った問題が掲載されています。QC検定2級受験にあたり、解いておくべき一冊と言えるでしょう。

過去問題で学ぶQC検定2級

QC検定を受ける受験生で
「これ持ってない奴いる?」
ってぐらい重要なテキストです。基礎知識が十分備わっている人ならこれだけやっときゃOKまであります。

勉強法

何から始めるべきか

私の場合、

  1. QC検定2級合格テキスト&問題集

  2. 品質管理の問題演習と解説(手法編)

  3. 過去問題で学ぶQC検定2級

の順番で取り組みました。
試験3ヶ月前から勉強スタート。
2ヶ月間で2冊のテキストを終わらせて、残り1ヶ月で過去問を解きました。

勉強時間は平日は仕事終わりに1時間、土日は合わせて6時間で週11時間ほどの時間を確保。
3ヶ月間続けましたので、延べの勉強時間は
11時間×12週間 = 132時間
ぐらいのイメージですね。

また手を出すテキストは2〜3冊に留めておくべきです。
内容は大体同じですので、5冊も6冊も買っても意味はないと思います。
それよりも1冊のテキストをやり込むことに集中しましょう。

合格ライン

公式の発表では
手法・実践でそれぞれ50%以上。全体で70%以上の得点が必要
となっています。
本番は焦りもあるので、実力100%は出しきれません。
よって、過去問で8割ぐらいの得点はしておきたいところです。
過去問を解く段階で7割ギリギリの得点率だと、合格率は危ういと思った方がいいでしょう。
私の場合、過去問で8割〜9割ぐらいの得点率でしたが、本番はギリギリ8割に届くぐらいまで(1割ほど)点数が落ちました。

過去問の解き方

過去問を解くときは必ず時間を測りましょう。
90分間という限られた時間を手法編と実践編にどう振り分けるかがポイントです。
私の場合、イメージは手法編60分、実践編20分、見直し10分
ですが、個人の力量に合わせて調整して下さい。
ここの感覚は繰り返し過去問を解かないと分かりません。

また、
「勉強を始める前にまず過去問を解いてみろ」
というアドバイスもあるみたいですが、私は反対です。
過去問は出題範囲すべての学習を終えた後、万全の状態で取り掛かるべき
と思います。
過去問は貴重な学習の機会です。2級の過去問1冊には過去問が6回分しか集録されていませんから、1回もムダにすべきではありません。
過去問に手をつけるのは試験1ヶ月〜2ヶ月前からでいいでしょう。
それまではテキストを使ってひたすら基礎固めをした方がいいと思います。

理解するとはどういうことか

理解できているかどうかの判断基準は
「人に教えることができるか?」
だと思います。

例えば子どもに
「分散って何?」
と聞かれたとき、子どもにも分かるような言葉と例を使って教えることができるでしょうか?
教えることができる=理解できていると思っていいでしょう。
「そう言われるとどうやって説明すればいいんだろう・・・・」
と思った人はまだまだ勉強が足りません。

これを問題一つ一つで自問自答してみて下さい。
「二項分布って何?」
「平均値の検定ってどうやるの?」
「検定統計量

$$
u_0=\cfrac{\={x}-\mu_0}{\sqrt{\cfrac{\sigma_0^2}{n}}}
$$

ってどこから出てきたの?」

というような、すべての疑問に答えられるかどうか。
これが理解ができているか確かめる最も確実な方法だと思います。

自分専用教科書を作ろう

私の場合、テキストを読んだ上で
自分専用教科書(自分に説明する用の教科書)
を作りました。

テキストは解説がダラダラと長くならないようにポイントのみを解説してくれますが、それ故に、
「この式はどっから出てきたんだ・・・・?」
みたいなことがよく起こります。
つまり私にとって、テキストの解説はベストではないんです。
もっと丁寧に解説してよ!と思うこともしばしば。
なので、

自分専用の教科書を自分で作ればいいんです。
そうすれば100%理解できますよね。

だって自分が作ったんだから笑。

3ヶ月という限られた時間で、QC検定2級に一発合格できたのは、この
”自分専用教科書”
の効果が大きかったように思います。
ちなみに、私の自分専用教科書はこんな感じです。

中心極限定理はテキストによっては難しく書かれていることもありますが、まとめればこんなに単純なんです。

まとめ

ポイントをまとめます。

  1. 選んだテキストをやり込む!あれこれ手を出さない!

  2. 過去問は万全の体制で時間を測って解く!

  3. 自分専用教科書を作る!

少しでもご覧の方の助けになれば幸いです。

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