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(解説)「赫い砂漠の王」Red Desert King #Special ED3


真っ赤な竜と砂漠をテーマにした作品


今回の新作は番外編!という事で
まずは、ストーリー内容を掲載しましたので、こちらも是非ご覧ください!
↓↓

今作は、#NFT紅白2023 の作品ということで、「赤」がテーマでした。
去年の紅白で描いた、二人の主人公、ジェントルの青年バージョンから対比の形として
クレイジーの大人バージョンのものを描いた形になります。

NFT紅白2022 白組作品

赤というのは、一番人にとって目に入る色です。
危険信号や血液であったり、赤を感じる様に人の眼の細胞はできています。
赤い砂漠は、鉄分が多く含まれ酸化されてそう見えるそうです。まさに血液、というわけですね。
そして、背景が黒いのは竜巻が砂塵を巻き上げて、空が真っ暗になっている様なシーンを表現しています。

サンイグリット家の悲劇のモチーフであるアネモネも、砂と化している



今作の制作は、非常に苦しいものとなりました…
より、技法を厚塗り方面にシフト致しましたが
新しい事の連続、テーマにマッチしてない、コンセプトがブレてないか?
砂漠に全く見えない。色の選択も間違ってるんじゃないか。

何日も、一筆も進められなかったり、頭を抱えて意味も無く唸ったりして
最後の最後まで納得できなくて「この作品は完成できないんじゃないか?」と不安の中戦っていました。
もう出さない方がいいんじゃないか、そのぐらいまで思いつめました。

中途半端なものを、ブロックチェーンに刻みたくない。売りたくない、でも時間がない…!!
でも描くしかない、いいから、走れ、走れ、と絵の中の王様に、叱咤激励されながら必死に描いていました。

"すすめ。
すすみつづけろ。"

"希望がほんの一握りでも見える限り
私は進み続けられる"

ストーリーから抜粋

紅白の作品は、メッセージ性を強く意識しています。
未知の世界は、挑戦と失敗の連続です。
失敗したくない、そう思うのは当然です。失敗という言葉は後退でしょうか?

いいえ、失敗も前進なんです。
完璧な作品なんて、そうそう描けません。

いや理屈ではそういうけどさぁ!?ね???
そんなこんな悩み苦しみながら、今回も作品を出すことができました!

作品を作り続ける、というのは無限に山を登り続けるようなものだと思います。
または、何処までも続く道なき道を歩いているようなもの。
終わりがないから、制作は面白いんでしょうね。
たまには後ろを振り返ると、こんなに歩いてきたんだな。って感じることもできます。

貴方もきっと良い旅路を。


作品リンクはこちら!↓↓


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