0425「『orz』が駆け巡る」

私はたぶん割と時間には気をつける方で、打ち合わせに遅刻するとかそういうのが自分自身のストレスになってしまう人で、要するにそんなに時間にルーズではない。

それとは別の話で割とスケジュールがぐちゃぐちゃなので、たまに時差を間違えたりとか、複数ブッキングが発生したりしてしまって本当に申し訳ない(秘書やってくれる人が欲しい。。。)。何はともあれ、いろんなものに遅れるのがとても嫌な人ではある。

特に広告業界には、「クリエイティブの偉い人は遅れてOK」みたいな謎の文化があるような気がしていて、なぜか偉い人ほど平気な顔して遅れる傾向があるような気がするが、あれはクソだ。遅刻しない人が偉いに決まっているし、遅刻する人は人の時間を無駄にしているので、相手が偉いからと言って、ニコニコ許容してはいけないと思う。遅刻とクリエイティビティは全く関係ないので、遅刻は単純に悪だ。

あと、そうやって平気で遅刻して人の時間を無駄にしがちな人に限って働き方改革とか言い出したりするので、その前にお前を改革しろ、みたいのはわりと思うことがある。

私もどうしても遅刻してしまうことがあるし、本当にやらかしてしまうこともあるが、当然のようにそれをやって平然としている人は良くない。

そんな、どちらかというと時間を守りがちな私なので、実は今までの人生でこれだけはやったことがない、というものがあった。それは、「飛行機に乗り遅れる」というものだ。毎月、下手したら毎週のように飛行機に乗っているのに、今までの人生で飛行機に乗り遅れたことがなかった。

ところが、家族旅行の最終日たる今日は、そもそもいろいろあって宿を出るのが遅れた上に、Google Mapsがバグってレンタカー返す場所になかなかたどり着けず、チェックインカウンターにたどり着いたのが出発の40分前、で「もうチェックインできないわよ。帰りのチケット買い直してね」とカウンターの方に言われてしまった。今日は、人生初の飛行機乗り遅れをやらかしてしまった。

それを言われた瞬間、頭の中を「orz」が駆け巡る。完全にやってしまった。

しかも、わたし1人ならダメージは少ないが、家族旅行なので家族がいる。5人家族なので、私以外に4名分、1人だったらピンフで済んだのに、ドラ4だ。いつかやるだろうと思っていたが、よりによって家族と一緒のときに。5人分の飛行機代は、家計に大ダメージを与える。これはまじでやばい。ただでさえ、引っ越し直後でお金がない。

さらに、子供たちの学校が月曜日に始まるので、代替便がないととてもまずい。

いま私たちがいる場所はトロントだ。確認したら8時間運転すればニューヨークに帰れる。最悪、運転してニューヨーク州を縦断することを覚悟しつつ、エアカナダのチケットカウンターで交渉をする。

結果、明日の超早朝便でモントリオール経由で帰れることになった。チケットも買い直しではなく、大人分の変更費用だけで$200でどうにかしてくれてしまった。エアカナダありがとう。乗れないことを通告されてからずっとぎゅーっとなっていた肛門括約筋が一気に開いた。

なぜかモントリオールに行くことになってしまったが仕方がない。空港の近くのホテルに駆け込んだ。プールがあるホテルだったので、子供たちを連れて行って、泳がせた。彼らは旅行が延びて楽しそうだったので良かった。

今日は夜に、GW前のいろんなキャッチアップをやることにしていたので、7時間ぶっ通しで打ち合わせをしなくてはならず、家に帰ってやろうと思っていたところ、ホテルの地下でしゃべり続けることになってしまった。いま、その7時間MTGが終わった後に、「しまった日記書いてない。最悪だ」とか思いながらこれを書いている。もうずーっとこの写真の空間でしゃべっているが、本当にここはどこなんだろう。思えば遠くに来てしまった。

ここしばらく観光英語しかしゃべってなくて、しかもカナダの人たちのしゃべり方がなぜか結構辛くて、あーこれ英語力落ちたかな、とか思っていたけど、久々にLAの取引先としゃべったら、まあまあ大丈夫だった。とりあえずしゃべるのはとても大事だなと思った。

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