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0916「丹治くんを応援します」

タンザニアについて書くとか言っといて、大相撲のことを書いてしまうが、ある力士を推すようになるきっかけというのはいろいろある。出身地が地元、とか、取り口が好み、とか。

大相撲を見始めて幾星霜、ここ最近、今までにない初めてのきっかけで応援している力士が2人いて、その一人目が、三段目68枚目、荒汐部屋の丹治だ。この丹治、この前の夏場所に序ノ口デビューしたばかりの16歳だ。

本当は三月場所に前相撲デビューの予定だったところ、この三月場所はコロナで前相撲が中止になっていたので、異例な形で夏場所の初日に新序出世披露(デビュー力士が先輩関取の化粧廻しつけて挨拶するやつ)が行われたのだけど、私はたまたま夏場所の初日に国技館に行っていたので、この新序出世披露を目撃していた。

三月場所というのはデビューする力士が多い。それは何でかというと、卒業シーズン・年度変わりのシーズンだからだ。大学卒業して、高校卒業して、そして、中学卒業して相撲部屋に入門するわけだ。昔は中学を卒業してすぐに相撲界に入る力士が多かったが、今は中卒は減ってきている。

つまり、この三月場所にデビュー予定だった力士の中には、この春中学を卒業した新高校生世代の力士がいるということだ。そしてその「今年デビュー中卒組」の中でぶっちぎりで大活躍しているのが、この丹治だ。

で、今年の新高校生世代ということは、それはつまり、私の長男と同じ世代なのだ。自分と同じ年代の若の里が登場したときも、「ついに来やがったか」と思ったものだが、ついに、自分の子供と同じ学年の力士が登場したのがこの三月場所(夏場所になっちゃったが)であり、その中で輝きを放っているのが丹治なのだ。まだ完全に子供ですよ。完全に子供なのに、厳しい相撲の世界で相応に戦っている。どうにもこうにも応援してしまう。

丹治は、夏場所6勝1敗で序ノ口優勝決定戦(優勝できず)、続く名古屋場所、その上の序二段でも6勝1敗。トントン拍子に三段目に昇進した今場所もここまで土付かずの三連勝中だ。

新体操もやっていたというだけあって、非常に身体が柔らかくて、押しづらそうな印象を受ける。昨日の相撲を見てほしいのだが、押しづらい上にちゃんと腰が下りていて、全然倒れない。押しても四つでも取れそうな感じもとても良い。

荒汐部屋だから部屋環境も良い。若隆元・若元春・若隆景の大波三兄弟がいて、押し相撲の荒篤山がいて、1場所先にデビューした中には、先場所13日目に朝乃山と三段目全勝対決をした大青山なんかもいる。丹治のお兄さんの大賀もいる。

明日にでも4連勝しちゃったらいい加減注目度が上がってしまうので、「最初から目をつけてたぞ」アピールのために急いで書いておいた。

先場所、溜で、稀勢の里の二所ノ関親方と丹治が並んでいる写真を「これは、将来的に過去の横綱と未来の横綱が並んだ超プレミア写真になるかもしれん」なんて言って撮ったのがこれだ。

稀勢の里でかいな・・・。

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