1216「サウナ・水風呂・大好き 湯守日記」

久しぶりの福岡ということで、ずっと行きたかったウェルビー福岡に宿泊した。ウェルビー福岡といえば、名古屋を中心とした最強サウナチェーンであるウェルビーの福岡支店である。カプセルホテルは空いていなかったのだが、ここに行けるなら床で寝るんでももいいやと思って入った。この、博多華丸さんの細かすぎて伝わらないモノマネで有名なウェルビー福岡だ。まさかあの、ウェルビー福岡に立ち寄ることができるとは。これでもう、平成という時代に思い残すことは何もない。

ウェルビーに関しては、名古屋の3店舗(栄・名駅・今池)はすべて行ったことがある。基本的にすべての店舗が、本当にサウナの良さをわかった方が愛のある素晴らしいサウナをつくっていらっしゃると思うのだが、基本的に水風呂が12度とかなので、低温水風呂に入ると足の痛さが先に来てしまう私としては、もう少しちょうど良い温度の水風呂がウェルビー的な環境にあると良いのにとも思うことがあった。
一昨日行った神戸サウナも、サウナから近い屋外水風呂がもともと17度で、ちょっと歩く、狭い方の水風呂が14度だったのが、最近温度が逆になったのでちょっとバランス悪くなったなーと思っていたりもした。

で、ウェルビー福岡は素晴らしかった。サウナ室のすぐとなりに、強冷水風呂(3度)があって、その先に弱冷水風呂(19度)がある構造で、強冷水風呂を一瞬通って弱冷水風呂に入るということができるようになっている。これは素晴らしい。これによって、瞬時に身体を冷却しつつ、そのまま19度の弱冷水風呂に永久に入っていられる構造になっている。これは他にはあまりない構造のような気がしていて(水道橋のラクーアが近いが、あれは弱冷水風呂が22度とかなのでぬるすぎるし、強冷水風呂が17度でむしろちょうどいい)、過去のサウナ体験の中でもトップクラスに入る体験ができた気がする。
さらに、マイナス-22度のアイスサウナも用意されている。ここに来れば間違いなく、「温度で血行をいじって遊ぶ」サウナの真骨頂を体感できる。
外気浴がないのが残念ではあるが、それを補ってあまりある素晴らしいサウナだ。

私が住んでいるアメリカには、テレビジャパンという日本語のテレビ番組をまとめて放映するケーブルテレビのチャンネルがあって、そのチャンネルは基本的にNHKの番組が中心なので、ニュースや、「まんぷく」や大河ドラマはリアルタイムで見れても、民放のイッテQとかの番組は2年遅れだったりする。とどのつまり、民放のワイドショー的なものをアメリカで観ることはない。

日本に帰ってきても基本的にわざわざ民放は観ないし、必然的に民放を観るのはたまに帰ってきた日本のサウナルームで、ということになる。ウェルビー福岡のサウナルームでは、「IPPONグランプリ」をやっていた。IPPONグランプリを生で観るのなんて何年ぶりのことか。いつも民放のワイドショーで、「紀州のドンファンの犬の墓を掘り起こす」とかそんなんばっかりを見せられてウンザリするので、今回はそういう意味でもとても良かった。

で、お昼に折角なので博多らしいものを食べようと思ってもつ鍋と明太子を食いに行き、おいしく頂いた後、じゃあ夕方の上海行きの飛行機までに何をするかというと、特にやることがない。荷物は重いし、博多の観光地といっても、そんなにあるものではない、ということで、昼飯をはさんで再びウェルビー福岡に足が向いてしまった。今度は仕事もしなくてはならなかったのでサウナの合間に働いたが、これは何度でも訪れたくなる場所だ。

まるで濡れ頭巾ちゃんかトントン先生のようなサウナ記事になってしまったが、実はサウナ中に、仕事上非常に重要なデータが送られてきたり、夕方に福岡空港で結構ひどい目にあったり、夜にはニューヨークからとんでもない連絡が入ったりして、とても大変な日だった。それらのことはまたどこかに書くことがあるだろう。


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!