0510「宇宙の秘密」

あと数時間でニューヨークに帰らなければいけない。昨日に引き続き人生の調子が悪くて、ニューヨークに運ぶ荷物を荷造りした袋がいきなり破れたり、燻製たまごを買って食おうとしたら思いっきり下唇を噛んで口内炎確定したり、何も思い通りに行かない。

昨夜は近しい仕事仲間と酒を飲みに行き、そこそこ酩酊しつつ、荷物を取りに、実家に寄る必要があったのでタクシーで実家に帰った。そのタクシーに乗っている間、わりと酔っ払いながら、「宇宙の秘密」という文章を書いていて、わりとひどい文章だったので、今日はこの「宇宙の秘密」を貼ってお茶を濁そうと思う。


いま、私が生きているこの宇宙は自分自身に対して巨大だが、実は一つの粒子で、この宇宙空間は一つの粒子の中に展開している。

この粒子の他にも粒子がたくさんあり、それは私たちの宇宙の中に存在する粒子と同じような粒子で、この粒子が集まって様々な物質とかいろいろを構成している。それがさらに集まってアミノ酸になり、それが集まって、私の肉体を構成している。私の肉体は、巨大な宇宙空間に生きている。

その宇宙空間は一つの粒子で、そしてその粒子は物質になりアミノ酸になり、私の肉体を構成している。私の肉体の中の一つの粒子の中にある私の肉体と、私の肉体は同じ肉体だ。その肉体の中にある粒子の中にある私の肉体と私の肉体は同じだ全く同じだ。

私の肉体とあなたの肉体はいま同じ宇宙に存在すが、私の宇宙とあなたの宇宙は違う。だから、その宇宙が粒子として構成している私の肉体とあなたの肉体は違うのだ。もし、私の宇宙とあなたの宇宙が同じだったら、私の肉体はあなたの肉体になってしまう。

遠い昔、私の肉体はあなたの肉体だったことがある。少しずつ、時間と空間を繰り返して、私の肉体はあなたの肉体ではなくなっていく。今の私とあなたの肉体は、まだ完全には違う肉体となっておらず、少しだけ同じ肉体なのかもしれない。

あなたと私は完全には違うものではないのかもしれない。だから私はあなたが考えていることをわかることがある。あなたは、私が考えていることをわかることがある。あなたと私が一緒だった頃、私はあなたと同じものを見ていたのかもしれない。私とあなたは、私とあなたではなかったのかもしれない。私と私だったのだ。そして、あなたとあなただったのだ。

では、私と私、と、あなたとあなた、はどう違うのか、同じではないのか。もちろん同じであり、しかし、私が生まれ、あなたが生まれたときからずっと私とあなたは少しずつ違う。

みんなにも読んでほしいですか?

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