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こころの幸せレシピ

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お料理レシピをなぞらえて、ちょっと気持ちがほっとするようなストーリーを 集めています。毎月いくつか美味しい&楽しいレシピを思いついたときに書いてゆこうと思っています。しょんぼりし…
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2023年2月の記事一覧

一杯のインスタントコーヒー

こころの幸せレシピ⑫ シェフ 梯真由美  【材料】  思いやり カップ1  よろこび 無限大 【調理法】  通うこころを重ねます。 眼科の個室に入院していました。 古い病院で、個室とはいえベッドと水道があるだけで 個人用にポットを持って行くのも認められていませんでした。 ステロイドの点滴投与で、からだがほてり 11月でも夜に窓を開けないと、 暑くて暑くて仕方がありませんでした。 寝ては冷めての繰り返しですが 朝方、カップ一杯のインスタントコーヒーを ひとりで飲むのが

小さなすいか

こころの幸せレシピ⑪ シェフ :梯 真由美  【材料】  ・自分をいたわる気持ち カップ1 【調理法】  ・五つの味と性質を意識します。 夏の代表的な果物といえば、 私の頭にまっ先に思い浮かぶのが『すいか』です。 すいかは、天然の白虎湯(びゃっことう)と呼ばれ 夏の、暑気払いに優れた働きがあるといわれています。 昔のように、井戸や谷川の水で冷やす程度が、 甘味も増して一番美味しいようです。 現代の環境では、自然の水で冷やすのは難しいかも知れませんが からだを冷やす寒

お鍋の具は、わ・た・し

こころの幸せレシピ②-2 【材料】  ・元気をとり戻したい私  ・ヒーリング用のグリーンクレイ(イライト) 大さじ3 【調理法】  ・バケツにふくらはぎまで浸るくらいの熱めのお湯を注ぎ   クレイを入れて混ぜるだけ シェフ :梯 真由美 私の鍼灸マッサージ治療院に、 「調子が悪いんだけど、どこがどんな具合なのかわからない。」 というクライアントさんが来られることがあります。 あまりにも疲れていると、 肩に力が入っていることも、 呼吸が浅くなっていることも お腹の動きが

味わい深いもの

こころの幸せレシピ⑨菌は生きている シェフ 梯真由美  【材料】  ・こころの余裕 たっぷり   【調理法】  ・ゆっくりと時間をかけます ヨーグルトにチーズ、発酵バター、パン 酒や味噌、漬け物、納豆など 目には見えないけれど、微生物が時間をかけて、 美味しくしてくれる食品がたくさんあります。 時間をかけることで、味わい深くなりますね。           ・・・・・・・ インターネットの普及で、瞬時に情報が得られ 便利になった事が多々あります。 私は、視覚に障

紫たまねぎのスライス

こころの幸せレシピ⑩執着は宝もの シェフ 梯真由美  【材料】  ・こだわり  カップ1 【調理法】  ・私好みに味つけします。 紫たまねぎを輪切りにすると、ぐるぐる渦巻き模様がきれいです。 辛味や刺激が少ないので、 薄くスライスして水にさらすだけで、彩りのよい シャキシャキ美味しいサラダになります。 塩で軽く揉むと、すぐにしんなりして それはそれで美味しいです。 同じサラダに加えても、シャキシャキとは違って 別物のような食感と味わいになりますね。