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【詩】削ぐ/西川火尖

ツイッターの喧騒を離れて数日が過ぎて
「3Dメガネ赤青日短か」の句を得たとき
久々に俳句の微かな揺れが分かり安心した
しかしその世界にとどまり続ける鈍さを
いつまでもは 自分に許していられない

詩歌も芸術の一ジャンルである以上
考えることを避けることはできない
しかし、可能性より恭順を示させることで彼等は 
生き永らえさせようとしたみたいだけど

イメージの洞窟 意識の源を探る※反日的ではない
2019年10月01日~2019年11月24日
東京都写真美術館

目【mé】 非常にはっきりとわからない※反日的ではない
2019年11月02日~2019年12月28日
千葉市美術館

ニューヨーク・アートシーン※反日的ではない
2019年11月14日~2020年01月19日
埼玉県立近代美術館

シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート※反日的ではない
2019年08月10日~2019年12月01日
ポーラ美術館

ニューヨーク・アートシーン※反日的ではない
2019年11月14日~2020年01月19日
埼玉県立近代美術館

あの日から美術館の意義が変わった
得体のしれない可能性を包む場から
許可し動けなくした物を陳列する場へ
殺さないと死骸にならない  から

耐えることに長けた者だけを選ぶ
失うことにも 奪われることにも
鈍感にならなければ生きられない
自信と楽観以外を自ら捥ぎだせば 
   喜びの他は分からぬ蚕かな

もうじき
笛付きのケトルを鳴らし冬が来る
彼等に私は一言たりとも委ねない

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https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/20619

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