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AIとご近所さん

話題のAI、chat GPTに、「(小雨、老人、散歩、男女)この4つの言葉から、短い物語を作って」と指示して、出てきたのが下記のストーリー。

小雨が静かに降りしきる中、老人の男性と女性は散歩に出かけました。 二人は近所の公園を目指して歩き始めました。
男性は腕時計を見ながら、小雨が多いほどよい散歩日と言われました。女性は笑顔で話しかけてきました。
公園に到着すると、そこには美しい花壇がありませんでした。(ありました?)
二人は手を繋ぎながら、花壇の周りをゆっくりと歩きました。男性は女性に花の名前を教えながら、彼女の笑顔を楽しんでいました。
「この小さな雨の中、散歩するのは気持ちがいいね。特別な時間だよ」と男性が言いました。
「そうだね、この散歩は私の日常の一部だけど、いつもとは違う特別な感じがあるよ」
二人は小雨に打たれながらも幸せなひとときを過ごしました。 その後の歩みはゆっくりとしたものでしたが、お互いの存在が支えとなり、心地よい時間が流れていきました。
散歩の終わりには、二人はベンチに座って息をつきました。男性は女性の手を握りながら、「ありがとう、いつも一緒にいてくれて」と言いました。
女性は優しく微笑みながら、「私もずっと一緒にいたいよ。これからもずっと散歩しようね」と答えました。
小雨の中での散歩は、二人にとって特別な瞬間であり、お互いの愛情深い時間でした。 老人の男性と女性は、小雨の中での散歩の絆を育み、幸せな日々を過ごしますのでした。

ちょっと変なところもあるし、面白みもないけど、こじんまりと良い話を作ってくれました。
選択した4つの言葉、どうやって選んだかというと、先日こんなことがあったから……

下町といったような風情も人情もないけど、昭和からの古い家と、建て替えたばかりの小綺麗な家が混在するどこにでもあるような住宅街。一階の細い道路に面した部屋で、コーヒーを飲みながら本を読みながらゴロゴロしていたら、雨粒がパラパラと屋根を叩き出した。
(降ってきたかぁ)と思っていたら細く開いている窓から会話が入ってきた。
「ヤベッ、走るか!?』
「えー、コンビニ行こうよ、多分すぐやむよ〜」
「でも洗濯、干してなかったっけ?」
「あー、干してる……」
若い夫婦だろうか。結局走ることにしたらしく、パタパタと小走りの足音が遠のいていった。

しばらくして、雨音がおとなしくなって、もうやんだかなと思っていたら、再び窓から老齢の男性と女性の声。バッタリ会ったご近所同士なのか、親しげな挨拶を交わしている。
「あら〜、どうも〜」
「いやぁ、急に降ってきたねぇ」
「ねぇ。買い物に出たらパラパラきたから傘って、戻ったら、息子がすぐやむよ〜って……」
「んじゃ、結局、傘なしで?」
「それがね、念のために持ってきたんだけど、やんじゃったから邪魔で……」
「ああ、かさばるからね、傘っ」
「ええ、邪魔……。あっ、え、やだぁ(笑)」
「(笑)」
ふむ。この後に「傘は貸さない」って駄洒落をも混ぜ込んで女性は苦笑い。ふむふむ。そして「それじゃ、また」と、おそらく10度ほどの会釈を入れて立ち話を完結させた二人。
ふむふむふむ。すごい! ご近所さん会話の見本ナンバーワン。なんという完成度。関心しきりに膝の瘡蓋を見つめた雨上がりの昼下がり。

……ということがあったので、4つのキーワードを取り出してchat GPTに物語を作ってもらったというわけ。これで現実に迫るとか、もっとすんごいことを生み出してくれたりしたら楽しかったんだけど、ちょっとまだって感じかな。


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