M&Aとは(小学校高学年向け)

ざっくりとしか書きません。詳しいことはあんまり興味ないと思うから。最後の方のコラムにインスタのことも書いてます。良かったらそこだけでも。

小学生に仕事何してるん?ってよく聞かれる。
H&Mでもないしm&m'sでもないし、M&A。

アパレルでもないしチョコの外資でもない。もうええねんってなる。自分で調べたらええやんってなる。
M&Aは業界でいえば金融、コンサルティングに近いです。

冒頭のアパレルとチョコの外資の話で疲れたのでほんとにざっくりと誰でもわかるように説明したいと思います。

【そもそもM&Aとは】
Merger and Acquisitions の略で買収と合併という意味。
大枠としては会社の売買、事業の売買と思ってもらえたらいいです。
イメージとしては私の身体の一部を渡しますよとか、私の心も身体も全部あなたのものです(ハート)。とかそんなイメージです。

ちなみに日本最初のM&Aは19世紀で紡績業(カネボウの前身の会社)で実施されました。日本が列強と言われていた時代のことです。今は欧米のM&Aの方がすごい、進んでいると言われているけど、当時の日本はM&A先進国。当時は。

日本と欧米で少し違うのが、欧米は敵対的買収を結構やってて、言うたら女の子とか揉め事を金でなんでも解決しようとする港区おじさんみたいな感じです。イケおじは別。
イーロンマスクさんがちょうどツイッター社の買収してるからスマホ持ってる人は調べてみるといいかもしれません。やっぱり天才だと思います。

ドラマとかだとこのイメージが強く、M&Aにあまりいいイメージを持っていない人が多いと思います。ハゲタカとか。会社は学校じゃねぇんだよとか。ちなみに会社は学校じゃねぇんだよのせいで僕は友人や親に色々言われました。

対して日本は実は敵対的買収の文化はあまり馴染みがなく(最近少し話題になったりしたけど)、友好的M&Aが多いです。これは日本のカルチャーってとこと後継者不足とかの観点から。

実際日本にある約420万社あるうち99%は中小企業(いつの時点かわからん)。
友好的M&Aの目的はそのような非流動的な株式(上場していない)を買い取って会社を成長させたり、守っていくことです。

大企業のM&A戦略とかはまた別なので、詳しく知りたい人はググってほしいです。
最近だとオリックスのDHC買収がニュースになってました。(噂によると仲介業者が入ったとか入っていないとか。手数料なんぼなったんやろ)
中小企業とか大企業のM&Aの戦略については書き出すとキリがないので書きません。

【仲介業者の存在意義】
じゃあM&Aの業者の役割は何してるのかという話ですが、基本的には中小企業のM&Aの仲介のサポートをすることが多いです。ちなみに大手はそれぞれにFA(ファイナンシャルアドバイザー)をつける場合がほとんどです。

仲介とFAの違いについては、仲介はX社とY社の間に入ることで、FAはX社のFA、Y社のFAというように、それぞれにつくイメージです。(大手は自社の利益の最大化を目的とするため)

もちろん中小企業のM&Aは業者なしで成立する場合ももちろんあるけど、なんだかんだで金額で折り合いがつかず成立しなかったり、後々契約とかで揉めたり、そもそも買い手が 見つけられへんとか、そういった問題があるからこそ、業者が仲介をする必要性を感じます。特に契約関係はややこしい事が多かったり。
あと、売るという決断はオーナーさん1人でなかなか決断できることではないといこともあると思います。
そもそも大事に育ててきた会社ということもあるし、自分の家族や雇用のこともあるし、買い手が本当にこの会社を成長させてくれるのかとか、このまま引き継いでくれるのかとか、そのあたりの総合的な支援ということに関しても業者の必要性を感じるところかなと思ってます。

しょーみ全部上手くいってたら仲介業者なんか必要ない。

【マーケットについて】

近年の日本のM&Aの件数は公表されているだけで4,000件あって、非公開のものであったり申告されていないものを含めると10,000件近くあると言われています。
さらにこの件数自体が数十年前に比べて右肩上がり。

特に最近は後継者不足問題が社会問題化しつつあり、2025年までに後継者不足に陥る可能性のある企業は約120万社。あと最近はコロナとかの影響とかも。
今後後継者不足はさらに加速します。

なので実際市場はまだまだ大きくなると予測されています。

その間に入って取引をうまく進める立場なのが仲介業者なので、後継者不足を解決できる可能性のあるこの仕事は、社会的意義や存在価値が高いものだと思ってます。


【たとえ話】小学校低学年向け

Y高校はプロサッカー選手を何人も輩出している全国大会常連の強い部活を持っているけど、教師陣は高齢で、校舎もボロボロで廃校寸前になっているとする。
こんな強い部活がなくなるのは勿体無いと誰もが思うはずである。でもどうしたらいいか全くわからなくて泣きそうな大ハゲの校長がいたとする。

そこで登場するのがM&Aの業者で、X高校にこれからY高校の生徒を通わせることにしましょうってY高校とX高校との間に入ってやりとりをする。

両高校の間に入って、校歌どうすんのとか、先生どうすんのとか、クラス分けとかXYの生徒が一緒になったら部活強くなんのとか、その辺りを調整してうまくいくようにするのが基本的なM&Aの業務である。



【まとめ】

まだまだ業界歴の浅い自分でもやりがいを感じるし、やってきて良かったと思うことが本当に多い。オーナーさんの家族や周りの方、さらにはそこで働く人たち、その家族を守るということも含め、いろんな人を幸せにできる仕事だと信じてます。

働きたいかっていわれたら絶対働きたくないけど、もし働くならこれ関連の業種以外では絶対に働けないと思います。それくらい楽しくてやりがいがあって、社会的な意義もあって、周りを幸せにできる。めっちゃええやーんってなってる。

自分の周りには尊敬できて素晴らしい人間性のアドバイザーが数人いる。ほんとにかっこいいなと思います。まだまだ青二才なので頑張らないといけない。


【インスタについてのコラム】
仕事柄しかない部分もあると思うから否定するわけじゃないけど、なんか妙に金だけ持ってる浅い自己啓発とか、俺みたいにやれよ的な他人を卑下するアカウントを見てて疲れました。

昔はみんなのストーリー見て自分も頑張ろうってなってたけど、今そんなよー分からん人のストーリー見んくてもリアルの仲良い友人たちが何も言わずとも本気で頑張ってるからその必要がなくなりました。

良くも悪くもインスタは虚構やと思ってるし、インスタ見て誰かと自分を比べる必要もないし、ほんでもって見たかったら見ればいいし、必要なければ使わんやったらいいし。

ほんとに尊敬する友人、先輩たちに囲まれてる自分は幸せで運が良いと思ってます。宮古島楽しみやなー。

ちなみに唯一の難点はビジョビが見れなくなることです。

【偏見】
M&Aのことm&m'sって言う人はアメフトとラグビー同じやと思ってそうやし、風呂場の排水溝の掃除してなさそう。


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