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なかじま猿田彦温泉いやしの湯にて
なかじま猿田彦温泉いやしの湯
2022.6.24 (金) 石川県
情報が圧倒的に少ないながらも「空いている」「穴場」との口コミを元にむかった猿田彦温泉いやしの湯
のと鉄道西岸駅から海辺を歩くこと10分弱、そこそこ古めと思われる施設がありました
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が、館内に入るとそこまで古さは感じない
スタッフさんもニコニコしてらして新参者にも優しい。安心☺️
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92892617/picture_pc_9681365c873112e21ca0a979d1bacd70.png?width=1200)
お客さんも混んでなくてゆっくり寝転べました
浴場は2階にあります
超広々とした畳張りの休憩スペースと飲食スペース(感染対策で閉めてました)を通り抜け女湯と男湯!
入れ替え制だそうですが今回の女湯は向かって左側でした
入ってすぐ、人の気配がしない
脱衣所も誰もいない
ほんまに穴場やん!!と、空いた施設大好き人間の私はワクワク気味にイン
結果入ったら5-6人おられました!
なぜ気配がしなかったかというと皆さん静かーーーーーに入られてたから
備え付けはリンスインシャンプーとボディソープのみ
内湯2つ露天風呂1つ水風呂1つサウナ1つ
洗体を終えまずは露天風呂!
海が目の前に広がり、左右に高い壁があるものの風の抜けもいい!ととのい椅子も1つ置いてある
伸びに伸びた木もたぶんこれはこれで目隠し要素があるんやろなーでももうちょい海見たいなーなんてジラされ感覚を味わいながら入浴
誰もいないので大の字で入れる☺️
そのあと1人のおばあがやってきて一緒にのんびり入浴
スタッフさんが検査?のあれをしに来た時そのおばあと軽口をかけあうさまも心地よく
常連さんとスタッフさんの関係性もいいんだろなと感じ取れた
そんな気持ちいい湯通しが終わりサウナ室へ
ドアには「4人まで」と書かれた紙
中の様子が窺い知れなかったのでおそるおそるドアを少し開くと中には3人の可愛らしいおばあが
「姉ちゃん!おいでおいで!いけるよ!」
と手招きをしてくれた🥰🥰🥰
人生における言われたい言葉ランキング堂々の1位が
「おいで♡」
な私はチョロチョロのチョロでおばあたちにキュンキュンしサ室に入りましたとも🥰
「ここ空いてるから座り〜☺️」
と通してくれたのは上段。一番の特等席やん!
そして私がかぶってたサウナハットに興味を持ってくれた1人のおばあ☺️
その方もかぶってらっしゃったけれどタオル地で、
「この生地なに??」
と聞かれたので
「私のはナイロンですー!」
と触りっこしてサウナハットの良さを語り合う笑
なにこの朗らか部屋!
それとはうってかわってサ室の温度は100℃
強烈!!!!
十分湿度もあるから3分で汗だく!!!
テレビも音楽もない、ただただ無音空間
全員死にかけの顔でちょこちょこお喋りしつつ熱に耐える
とにかく耐える
全員汗ボタで歯をくいしばって耐える
にしてもおばあ達全員アスリートのように神々しかった…🥹
カッコよかった…
全盛期のシュワちゃん並みに頼もしかった…
その中のお一人が先に出る時、サウナマットに溜まってる汗の量がその凄烈な戦いを物語ってて
立ち上がって敬礼しよか思いました
その汗もこぼさぬようにゆーっくり外へ運び出す様子から、この施設への愛や周りへの配慮も感じたし🥹🥹
そして1人、また1人と抜け最後私は1人きりのサ室
窓の外には内湯の窓ごしに海が遠目に見える
なーんにも音のない空間でジワジワと焼かれる
12分計の進みが遅く感じたころもう限界を感じサ室を飛び出し、すぐ横にある水風呂へ
かけ水してドボン!
ぬるめ!
でも気持ちいい!
あれだけ焼かれた後だからなんでも気持ちいい笑!
が、やっぱりぬるめ!!!一生入れてまうやつ!
ひとしきりクールダウンして外気浴へ
貸し切り状態の露天風呂の脇にある椅子に座ると風がビュンビュン抜けてとびっきりの田舎というのもあってなんの声も気配もない
世界で私だけが裸体で椅子に座ってるような感覚
贅沢。これぞ「何もないけど全部ある」感覚
いつもより長めの外気浴タイムを満喫し2セット目
ここからはもうおばあたちは笑顔でお帰りになって私は1人きりでした
そして3セット目
灼熱に耐え水風呂で冷まし またととのい椅子へ
思考を遮断され、目を閉じ
ただただ風に吹かれる皮膚感覚だけを味わいボーーーっとしていたら
♪….パーパーパーパーリラーパーパーラーパー…..♪
ふいに遠くで童謡 ふるさとのメロディがおごそかに18時を告げる
なにこの出来すぎたシチュエーション!!!!!
タイミング良すぎやん!!!!
泣きそうになるわ!!!!
誰もいない田舎の海辺で1人きりで聞くふるさと、泣くわ!!泣かんかったけど!!
それくらい非日常を皮膚の全てで吸収できたひとときでした
水風呂がぬるめということもあって私はととのいが薄かったけれど、
それでもここの空間に癒され、和まされ、あたたかさの恩恵をうけた最高の施設でした
ありがとう、いやしの湯🥹またきます!
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