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周南犬を飼ってみてわかったこと-ビビリ犬との絆-


うちのにこまるは、山口の周南からやってきた『周南犬』。

時々個人で保護施設を運営されている、『まあくんハウス』の話題でテレビでも見聞きするようになった、国内屈指の野犬の多い地域。

私がよく行くドッグランにも、2.3人、周南犬を迎えた飼い主さんがいてお友達になりました。

にこまるを見て
『すごいね、こんなに生き生きと走り回ってるなんてうちでは考えられない』
と言ってもらうことがあって
確かに他の周南犬は、ランでもずっと尻尾が下がっていたりするし、怖がりすぎて家からほぼ出せたことがないという飼い主さんもいました。


もちろんにこまるも、まだまだ一般道では引っ張りがすごい時があるけど
挙動不審ながらも歩けるようにはなったし笑、
ワンともが沢山できて散歩が楽しみなようで、いつも喜んでリードをつけさせてくれます。

思い返せば、私の教育方針は
『犬だからどうせ伝わらないと諦めないで、人と同じように沢山話かける』ことでした。

目が合わせられず、震えていたときも
無理に触ることは控えめにしながら
とにかく話しかけました。

眠る前には
今日は、こんなことがあってね
楽しかったよ。
それから明日はこんな所に行くんだけどにこまるも一緒に行ってみようか。

とか

今から少しだけスーパー行ってくるね。
大体1時間くらいで帰ると思うよ。
少しだけお利口しててくれる?

とか。
粗相をしたときも

これをされると、片づけ大変なのでやめてほしい。
だって臭いのついちゃうから洗濯しなきゃいけないんだよ。

など
パピーの時の粗相説教は15分くらいしてたかも。笑
それをしてはいけない理由を全て話しました。

そんな風にいつもいつも、ちゃんと話しかけていたら、目をまんまるくしながら、じっとこちらを見てくれるようになって
尻尾をあげて寄ってきてくれる日が突然やってきたのです。


嬉しくて、嬉しくて
私の心は爆発しそうでした。

それからは、
話しかけるたびに
こちらに来るたびに
横を通る度に
撫でて、触って、よしよしして。

それからいけないことをして叱っても
そのあとお利口にしたらすぐに褒める。
出来たら褒める。
これでもかと褒めたたえる。

そんなことも強く意識していました。
叱るより、褒めるの方を沢山。


これをしたら褒められるんだ!ということを覚えたので、パピーの段階で粗相やイタズラはほとんどしなくなりました。


もちろん、言葉の全てを理解しているわけではないけど
飼い主の声色や話すテンポ、表情から必要なものを受け取って、
自分のことをいつもちゃんと愛してくれている
そんな思いが安心や信頼に繋がったのかなあって思います。

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周南犬は、最初は警戒心が強くて
もうダメかも‥と投げ出しそうなくらいしんどい時もあるけれど
とても賢くて、心は優しくて
子供みたいに甘えん坊で
本当に、はちゃめちゃにかわいいのです。
だからどうか諦めないでほしいです。


これから周南犬や警戒心の強い子を迎える方が
ハッピーなワンライフを送れますように
心から願っています*

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