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人生の出汁としての初体験主義 ゴキゲンLIFESHIFT 26 何度でもアップデートする人生

40歳を過ぎたころから意識して、自分の殻を破るために「初めての経験」を探し求めてきた。

58歳、いまでも年齢の割には向学心があるほうだと思っている。ただ、歳を重ねると、「新たな経験をする」というのが難しくなる。自分の興味の範囲が明確になっていくので、それ以外の領域に挑戦しにくくなる。そして自分のコンフォートゾーンのことは大体経験済みなので、経験数は簡単には増えない。

「体験は買ってでもする」という強い意識がないと、自分の限界を拡大することはなかなかできないようになる。「イタリア料理のデート」をすることが初体験だった初々しい20代が懐かしい。

そこで、この事態を改善するために毎年「初体験ログ」を取っている(笑)。その年に新たな経験をしたことをマメに日記につけてきたのだ。
ちなみに過去5年間では、初体験の数は12件ー8件ー19件ー26件ー49件という統計になる。ここ2年間の数値が増えているのはコロナ期間には初体験がたくさんあったということだろう。

内容はほんとうにとりとめがない。
「人間国宝の陶器200万円で抹茶をいただく」、「カーリングをする」、「ミラーレスカメラを買う」、「台湾で茶芸館に行く」、「セグウェイに乗る」、「CBTを受験する」、「低温加熱で料理する」、「ヘリコプターで活火山を見る」、「ボードゲームをする」、「ラグビー観戦」、「マンタシュノーケリング」・・・。「鼻から内視鏡」なんて、笑えるものもある。

でも、これらの経験が、「人生の出汁」になる、と思うのだ。

仕事だけ、趣味だけ、家族だけという一途な人生はもちろん素晴らしい。
でも一直線で突き進むと味が単調になる。なるべく多くの味わいを入れると、風味まろやかな出汁がでると思うのだ。

「寄り道をしてこそ人生」という言葉もある。「遊びをせんとや生まれけむ」という教えもある。

一見、役に立たなさそうな経験が、後に大事な人との出会いに結びつくことも多い。
なにしろどんな人が相手でも話題に困ることがなくなる。カーリングをし、セグウェイに乗り、活火山を見て、マンタと泳いだという話をすれば、大体は座持ちするもんだ。

「何度でもアップデートする人生」を目指すには、新たな学習はマストだと思う。リンダ・グラットンらは「LIFESHIFT」で意識的な「るつぼ体験」によって殻を破ることの重要性を説いている。
自分は、この初体験主義・体験ログが自分なりの「プチるつぼ体験」だと考えている。

みなさんもぜひ、「したことのない経験」に挑戦してみませんか。

おススメの初体験です

・人間国宝の陶器200万円で抹茶をいただく
人間国宝美術館 | 湯河原の美術館〜細川護熙作品常設〜 (nikobi.com)

・カーリングをする
軽井沢アイスパーク|軽井沢風越公園 (kazakoshi-park.jp)

・知らない人とボードゲームをする
コロコロ堂 (korokorodou.com)

・マンタと泳ぐ
ハワイ島でマンタと泳ぐナイトシュノーケル 2.5時間・日本語・送迎(ネイチャースクール)ハワイ島おすすめオプショナルツアー各種 現地予約手配会社 人気ツアーをネットで事前予約 (hawaii-optionaltour.com)




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