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戦える場があること

どーも!黒田祐加です。元アスリート、現在はテニスコーチや大会を作る仕事をしています。さて今日は「機会があることは感謝すること」というテーマでお話します。

テニスのジュニアたちの夏の全ての大会がこれで一段落しました。1ヶ月半、勝てば勝つほど過酷なスケジュールになる環境です。しかし去年はこれが全て停止していました。今年もコロナ感染が拡大している中、無事に開催してくださった大会関係者、地方協会、地元の自治体の方には感謝です。

去年のコロナ感染によってジュニア世代で1番の被害世代は2008年生まれだと思います。本来なら去年12歳以下のカテゴリーで1番上となり、はじめての地域大会、はじめての全国大会を経験することができたはずでした。その機会を奪われ、どこに向かって練習したらいいのか迷いながら日々の練習していた選手もいると思います。何が通用するのか、何が通用しないのか、現在地がわからないと進む方向もわからなくなります。

結果より内容重視

先日U13の東海大会が開催されました。彼らにとっては、1年半以上ぶりの戦える場です。そこで感じたことは2日目以降、試合をやればやるだけどんどん吸収して、いいパフォーマンスになっていくこと。それは、相手とのやり取りや自分のテニスの内容にフォーカスしてプレイしているように見えました。

「結果がないなら内容に重きをおき、自分のテニスの価値を見出してきた」そんな彼らの戦いっぷりでした。マッチポイントだからって引かない、どんなにミスをしていても前に入ってボレーに挑む。そんな彼らの世代は一つ上のカテゴリーたちを食っていくのも時間の問題かもしれません。

空白の1年がもたらした影響とは図りしえれません。この2008年世代が今後どのような成長していくのか見守っていきたいと思います。


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