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なぜ私は「場づくり」にこだわりがあるのか?①~お寺で育ったこと、母のこと~

こんにちは。

〈すべての子どもに 幸せな子ども時代をプレゼントしたい〉
長野県松本市の自然学校
自然体験・かまばの森で遊ぶ会
代表の、Qちゃんこと、玉田尚子です。

今日は、
「なぜ私は、かまばの森の活動に夢中なんだろう・・・」って、
考えてみました。

とにかく夢中な私…「なぜ?」を言語化できなかった過去

子どもは自ら育つ…環境さえあれば。
環境を与えるのが大人の仕事。
その思い一心で、ずっとかまばの森を運営してきた。

子どもたちの遊び場づくり=環境をつくること、への思い入れは、
なぜかずっと、ものすごく強かった。
今でも。

とにかく私は、かまばの森で子どもたちを見ているときが幸せで、
嬉しくてたまらない。

活動が終わるといつもエネルギー満タンになる。
疲れ気味のときも、その疲れが文字通り吹き飛んでしまうから、
自分でも毎回驚いている。

でも、それはなぜ??
何が私をそんなに虜にしているの???

その理由は、今まで全く言語化できていなかった。

もやもやぐるぐるブレブレな思考

そして、他方では・・・
「こんなに働いてるのに、自分の取り分が少なすぎる」
「稼ぎたい」
「でも稼ぐなんてがめついことはしたくない」
「都会の人も呼びたいとか、自分はブレてないか?」
「いったい何をしたいの?」

そんな引け目、どこかスッキリしない気持ちで、
自分はいったいどこへ向かっているのか??
場づくりの歩みは今まで決して止めなかったけれども、
頭の中では、フラフラさまよい、ぐるぐる考え込むことも多かった。

それが、急にクリアになる瞬間があったのだ。
それは、自分の過去の思い出について、
点と点が結びつく瞬間があったから。

あ、私はただ、
あらゆる環境にいる子どもたちに、 幸せな子ども時代をプレゼントしたい。 そのための受け皿を作りたい。 かまばの森に来ることで、 子どもたちに幸せになってほしいんだ・・・

それ以外の想いは、
手段にすぎないってことに、
いや、手段として追求すればいいってことに、あるとき気づいて、気持ちがすっきりとしたんだけれども、
それは、自分の過去に対して、大きな気づきがあったからでした。

「なぜ、かまばの森の場づくりにこだわりがあるのか?」
に対して、アウトプットを続けるうちに、
急に答えが降ってきたんです。

場づくりにこだわるのはなぜか。その3つの転機の話。

私には、3つの転機がある・・・
一つは、この投稿でも話したことがある・・・お寺で育った子ども時代。

母に笑ってほしかった私、母の苦労、大勢の人でにぎわうお寺・・・

私の子ども時代といえば、大勢の檀家さんや、お坊さん
・・・家族以外の人たちがいつもワイワイと集う家が、
楽しかった思い出。

このことで、最近、ハッとしたのだ。

大勢にぎわっていたうちが大好きだった、
、という、その裏側の気持ちでは、
家族だけの時間が、
苦しさを感じていたことがたくさんあった、
ということに。

お客さんが来ると、我が家はとても明るくなった。
一家の大黒柱である母が笑っていたし、そうすると私は嬉しかった。
お客さんが帰ると、急に日常に戻る・・・ストレスを抱えて、
眉間にしわを寄せながら、雑務に追われ、子どもを追い立てる母。

私はとにかく、母に、笑っていてほしかった。
母が笑っていたら嬉しかったし、
怒ったり悲しんでいたら、とても悲しかった。

母がいつも眉間にしわをよせていたこと・・・

そりゃそうだよ!って今はよくわかるんですけどね。

東京からたった一人、23歳で北国のお寺に嫁いで、
普通の家庭ではない、わからないことだらけのしきたりの中で、
義両親、義弟、義妹、夫に3食ご飯を提供し、
家事をし、
それだけじゃない。
家族経営だから、文字通り24時間一緒に、
ひとりだけ血のつながりがない心細さの中で、
生活するという苦労。
そんな中で、私たち子どもを、3人も!育ててくれた。
マジで、めっちゃすごいよね!!うちの母!!!!
と思うのです。

そんなわけで、
いつも生活に追われ、
眉間にしわを寄せていた母の顔の印象の方が
強い。
でも母は、ものすごいパワーを持った女性で、
エネルギーにあふれていて、
笑うと太陽のように大きな影響力があった。

私は、いつも母に、笑っていてほしかった。
とにかく、母が笑っていれば、満足だった・・・


母のことは、ずっと変わらずいつも大好きできたけれど、
同時に母を恨んでいた時期も長い年月ありました。
人生の失敗や自分の性格の嫌いな部分を、
長年母のせいにしてきました‥

でも今は、
「ああ、そうだったんだな」、っていう
事実が、あるだけ。

そして、このことが、今の私を作っている、
というじわじわとこみ上げる感謝の気持ち。
全力で子育てしていた母への共感と、深い感謝・・・

そして、愛されていた、という深い安心感が、
私の心の底の方にしっかりとあるのを感じています。

親だけで子育てしないこと…大きなコミュニティがあることの幸せ

話を元に戻すけどwww(脇道それました・・・)、
そんなわけで、お客さんがいて、
ワイワイとにぎやかな我が家が、大好きでした。

だから、そこにこだわりを感じていたんだなあって。
つまり、何へのこだわりか?っていうと、

「親と子だけの関係」を超えた
「大きな繋がり」で、
「みんな」で
子育てをすることへのこだわり・・・
だったんだと、気づいたんです。

だから、
かまばの森で、子どもたちが笑顔になっているのを見るのが何よりうれしくて、幸せ。
お母さん、お父さんも夢中になっている姿を見ると、
10倍嬉しくなって、
疲れが全部吹き飛んでしまうんだなって。

かまばの森で私は、親と子という関係を超えた、
子育ての環境を作りたい。
みんなで子育てをする環境。

そう、私が育ったお寺で、
楽しかった、愛された、
素晴らしい思い出になったように、
子どもたちにも、そんな環境をプレゼントしたいんです。




かまばの森の「場づくり」への思い入れの理由・・・転機はあと2つあるんですが・・・
これはまた、次の記事で続きを書いていこうと思います。

②大学に入ったときのカルチャーショックのこと。
③農と共にある人の生き方に、数多く触れ、「こんなおばあちゃんになる!」という憧れを持った、就職時代の話・・・。
これらについては、次の投稿を待っててね。



かまばの森では、
子どもたちに向けて定期的に自然遊びの活動を実施しています。
地域や学校、団体、事業者様からの
自然体験講師派遣のご依頼も承っています。

ただいま、新しいホームページを整備中です。
新しく体験メニューも整えているところです。
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すべての子どもたちに、≪幸せな子ども時代≫をプレゼントしたい。
その理想に向かって、一歩ずつ歩んでいける人でありたい。
それができる環境を、かまばの森に作りたい。

〈幸せな子ども時代〉を、
「どんな家庭環境の子どもたちにも与えられるように」、
そのために、より大きな循環を作りたい・・・
人と人、
自然と人、
そのための手段として、お金の循環も。
その、大きな循環を、かまばの森に作りたい。
そう思ってます。


それではみなさん、かまばの森でお待ちしています。
今日もよい一日を!!!

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