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化粧品ブランドをやってた男の再挑戦

さいとうくんと会ったのは、たしか渋谷駅南改札付近で開催された交流会だった。インテリジェンスに入社後、すぐに辞めてモバイル業界に入ったという。たしかモバイルアフィリエイトについて、いきべん講師をやってもらったかと思う。

さいとうくん(漢字にするとたぶん間違えるので平仮名にする)は、地下室の会(著名経営者を趣旨も言わずに地下室に呼んで奢ってもらう)のメンバーで、クラリスの会のメンバーであり、わりと長い付き合いである。

青学出身だからなのか、さいとうくんのオフィスは、青山一丁目、外苑前、表参道と「青山好き」なのであるが、去年からは「赤坂見附」に移っており、まあずっと俺とも近所であるというわけで、ちょくちょく会うわけだ。

起業当初はモバイル広告の代理店をやっていたが、いつしか、カラコン通販業者になっており、また、気づいたら、化粧品製造販売(DAZZSHOP)をやっていた。

ITサービスをやりたいということで、DAZZSHOPを売却し、今度は写真共有系のサービスを仕込んでいるらしい。

さいとうくんとは、2009年頃、スマホアプリのアフィリエイトビジネスができないか、色々模索したことがある。ディベロッパーにSDKを埋め込んでもらって再申請に出すというのは手間がかかってやってくれないだろう。もっとお手軽にできないかと思ったが技術的に無理だった。

そうこう言っているうちに、アドモブがやってきたり、ノボットがバイアウトしたり、メタップスやアップドライバーが出てきたりと、SDKインストール型で全く問題なかったというわけだ。事業検証が早すぎてもいけないなと思った次第である。

写真共有(動画共有)といえば、インスタや、スナップチャットなど、まあ飽和状態である。でも、グリーとミクシィの時だって色々なSNSがあって、この2つに収斂されたと思ったらフェイスブックがやってきた。

インスタグラムにしたって、その昔は、グーグルピカサで十分だった。
どのようなシーンを切り取るかで、SNSや共有サービスというのは用途が変わってくる。

ひとつ言えることは、インスタグラムには「おっさんの居場所がない」ということだ。
おっさんである以上、どんなに美しい景色を写しても、どんなに美味そうな食事を写しても、みんなの視界から排除される。

それでも健気にインスタ投稿をしているおっさんがいる。

こういうおっさんたちを、さいとうくんは拾い上げてくれるのだろうか?


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