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ナンピン幅とLotを自分で設定できるMT4用EA コード知識不要 パラメータ変更だけでロジックアイデアを形に!
どうもひろぽんです。ツイッターでMT4とかMT5、pythonとか自動売買についてつぶやいています。良かったらフォローしてください。泣いて喜びます。
https://twitter.com/python_btc_bot
これまでMT4に関するEAとかインジとかnoteに書いてきているので、良かったら読んでみてください。
インジケータのシグナルとかいろいろ検証してみた結果、単純に右肩上がりを作るには、資金管理を徹底したナンピン作戦が最も安定って結果になりました。よく見かける右肩上がりの資産曲線を描くEAロジックも、多くはナンピンだったりします。
以前紹介したEAはローリターンですが、限りなくリスクを抑えられています。
注意事項
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追記
ナンピン設定できる数を、10⇒15に拡張しました。
MT4の4107エラーに対応するようにコードを変更しました。
今回紹介する自動売買は。。。
さて、今回新たにナンピンロジックのEAを作りました。と言うか、いろんなナンピンロジックを自分で作って試せるEAを作りました。主に、MT4でパラメータを触るくらいのバックテストはできるけど、MetaEditorでMQLプログラムをゴニョゴニョ触るのは苦手な人向けです。
つまり、ナンピンロジックのアイデアはいっぱいあるけど、バックテストを組んだりするのが面倒な人に最適なEAです。
最初3つのナンピンは0.1Lotで5pips刻み
4つ目からは0.3Lotで10pips刻み
とか
買いでも売りでも同じ口座でナンピンしてみたい
とか
とにかく、MT4のパラメータ部分にLotとpipsを入れるだけでナンピンロジックが完成するので、そのままバックテストも自動売買もすることが可能です。
パラメータの設定方法
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25665143/picture_pc_3cfebb9c37566b5c8d9e931f64db6c03.jpg)
例えば、買いのナンピンの設定として、Lotサイズを上記のように、2倍ずつになるように設定することもできますし、
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25665380/picture_pc_7f12a37ab3de54f78cf50e46389efc61.jpg)
3つ目まで0.1Lotで次の3つを0.3、その後4つを0.5とかにもできます。
さらにpips幅もいろいろ触れます。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25665528/picture_pc_9cc1dfb050f33addf272e937dbf0cc8c.jpg)
上記は、5pips刻みでナンピンを仕掛けたい場合の設定です。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25665597/picture_pc_500b13eff7108edbccd2941585edc3e5.jpg)
こんな感じに、最初3つは5pips刻み、次の二つが10pipsで少し離して、その後20pips、30pips。。。みたいな設定も可能です。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25665736/picture_pc_7c91e3ae9d0faa8b87e1e35e713feeaf.jpg)
こんな感じでオーダーが並びます。
複雑なロジックはできません
・5分のローソク足の形が陽線に転換したら。。。
・200MAからの乖離が。。。
・RSIが10以下で。。。
・前回安値、または高値でナンピン。。。
みたいなインジケータと絡めたフィルター機能はありません。
純粋に、と言うかシンプルに機械的にオーダーを並べるだけです。
2005年からの15年間のバックテストを何度も行ったのですが、インジケータやローソク足の形等に合わせたロジックは流行り廃りの影響を受けている気がします。つまり、必ず恒常的にエッジを得られないような。。。
そこで、環境を全く無視して機械的に売買を繰り返す方が、相場に振り回されないのでは?との考えから現在のような、値幅だけを考慮したロジックに至りました。
これを執筆しながら、割合で値幅を変動させるロジック(10%の値幅の場合、100円の時は10pips、110円の時は11pipsみたいな)もアリだったかなと思ったので、今後追記します。
決済は固定した利益額でのみ対応
決済は固定利益額でのみ行われます。固定利益額はロング、ショートでそれぞれ指定可能です。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25666140/picture_pc_461f138daeeeb6afb86acebac782c17d.jpg)
私のオアンダのプロ口座MT4はUSD設定なので、上記の場合、
・ 買いポジションの利益が1ドルを超えれば買いポジションは決済
・ 売りポジションの利益が1ドルを超えれば売りポジションは決済
されます。
ティックごとに各ポジション方向の利益額を計算し、固定利益額を超えれば決済を行います。同時に未エントリーポジション(ナンピン用のリミットオーダー)は削除されます。
これも上記の固定値幅設定と同じ考えです。環境を無視して相場に振り回されないためです。
オススメはXMのマイクロ口座
このEAを運用するなら、オススメはXMのマイクロ口座です。
マイクロ口座の1Lotは1000通貨です。0.1Lotで100通貨。
国内のFX業者の場合、自動売買は1000通貨からなので、XMのマイクロ口座を使えば、100通貨などの低Lotを使い、より安全にナンピンロジックが試せます。
100万円以上の資金が準備できるのであれば、Oandaのプロコースでの自動売買がオススメですね。
とりあえず適当なパラメータで検証してみた
とりあえず、適当なパラメータで検証してみました。
・2005年から2019年までのFXDD 1分足
・USDJPY
・初期証拠金 10000ドル
・始値のみでバックテスト
買いポジションのみ
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25677592/picture_pc_9f4a338369e2c03c5f05886a2c58e2e1.jpg?width=1200)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25677600/picture_pc_64acdec3816822cb6cafc1784ae448cc.jpg?width=1200)
15年間で25000ドルくらい稼いでくれました。
売りポジションのみでは?
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25677619/picture_pc_36d58a8a528be3de7c85a219a6048ff4.jpg?width=1200)
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25677631/picture_pc_0f02322efa1c50cfa03d2c9579b68b6f.jpg?width=1200)
15年間で16000ドルくらい稼いでくれました。
最大ドローダウン91%はほぼアウトのレベルなので、もう少しLotを控えめにするか、Pips を広く設定する必要がありそうです。
両建ての場合は?
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25677664/picture_pc_f899446e88b4ba9aea1152502f156357.jpg?width=1200)
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25677672/picture_pc_d6d1b2e51154e80d420f99f865b62d74.jpg?width=1200)
単純に二つをまとめた結果になるだけですが、一つのEAでまとめるとよく分かりますね。合計41000ドルで、ドローダウンは最大50%でした。
最適なパラメータを探す
有料部分には、上記に示したバックテスト結果を出したパラメータを記載していますが、このパラメータを超えるパラメータは存在するはずですので、ご自身のアイデアを最大限に活かして、より利益を上げられるロジックを作成してみてください。
ドローダウンが小さく、利益額が大きいパラメータを見つけたら、こっそりDMで教えてください。https://twitter.com/python_btc_bot
変更できるパラメータ
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25678172/picture_pc_7352f939eb7fbb43bb74f0e934def87b.jpg)
① Slippage : オーダー時の許容できるスベリpips
② exitProfitB : ロング方向の固定利益額
上記の場合、ドル口座なら0.15ドル、円口座なら0.15円です。
③ exitProfitS : ショート方向の固定利益額
上記の場合、ドル口座なら0.15ドル、円口座なら0.15円です。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25678380/picture_pc_d5c7e11d80dc55477967be73961074e6.jpg)
④ lors : 両建て、買いのみ、売りのみを選択できます。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25678423/picture_pc_dc0496bff403ba7494f48848051d293a.jpg)
⑤ B_Lot_* : B_Lot_0は現在値でのエントリーロットを表し、現在値に近い順番でナンピンのLotを設定できます。0を入力するとナンピンオーダーはされません。
ex) ナンピンは5回までとするなら、B_Lot_5~B_Lot_9を0にすればOKです
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25678705/picture_pc_1ef23af81d2237ce7cfd21c63b8d5cb5.jpg)
⑥ B_Pip_* : B_Pip_1は現在値からのpips距離を表します。5pips離れたところでナンピンするなら値に5を入れます。B_Pips_2はB_Pips_1からのpips距離です。それぞれ一つ前のナンピン位置からのpips距離です。
* S_Lot_*、S_Pips_*も基本的に同じです。
まとめ
以上が変更できるパラメータです。ナンピン回数は10回までとなっていますが、もっとナンピン枠が欲しい方などはtwitterにDMください。
https://twitter.com/python_btc_bot
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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有料パートでは、今回紹介したロジックのコードを記載しています。また、上記のバックテストで使用したパラメータも書いています。
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