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『とお』の先の世界

「『とお』の次は何?」

子供に訊ねられたこの質問にすぐさま答えることができない。

『とお』とは数の数え方で、当然のことながら「10」を意味する。

しかしその先は?

「その先は『じゅういち』かな?」
と答えながら調べてみると、

「11」

『とお あまり ひとつ』

ということがわかった。

続いて

「12」が

『とお あまり ふたつ』
と続き

「20」

『はたち』
となる。

ははぁん、なるほど。

そのさきは先程と同じように

『はたち あまり ひとつ』

と続き、

ご存知なように

『みそぢ(30)』

さらに

『そよぢ(40)』

そして

『いそぢ(50)』

『むそぢ(60)』

『ななそぢ(70)』

『やそぢ(80)』

『ここのそぢ(90)』

といった具合に続いて

「100」で

『もも』

となるというのが、

『古代日本語の数体系』

ということになるというのです。

知っているところもあれば知らないところもありますが、なるほどといって覚えることにします。

ふとした子供からの訊ねによって、知ることになった古代の数の数え方。

学び直しは尽きることがありません。


おしまい

最後までお読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは麦チョコ研究助成金として大切に使用させて戴きたいと思います。