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アーケイン すっげええっっっ

Twitterで、すごいすごい・おすすめとかなり流れてくるのだが、未見であったアーケインを見ました。

まるで、実写、絵画、アニメ、3D の融合のような、中間地点のようなリアルに動く絵画のような、今まで見たことのない映像。でも、実写、絵画、手描きアニメでは決してできない、到達点に達しているんです。

実写のようにリアル、だけど実写よりアーティスティックで、手描きアニメより格段にリアルで細かい動き

人の動きや表情が、今までの3Dアニメより格段にリアルで、、、3Dアニメでボーンを仕込んだ動きに見えない。それか、よほど細かいボーンを仕込んでいるのか。。人間の演技を、モーションキャプチャかなんかで、取り込んでいるの?どうやって動かしているのか、作っているのか知りたい。

例えば、息が弾むとき、口で息をするのと同時に、胸や肩が連動して弾むように動いたり、本当に1人の人間が演技するように動いている。表情や演技も、生き生きとして、引き込まれる。

表現手法だけじゃなくて、出てくる女性キャラも日本のアニメが求める女性像とかけ離れていて、硬派で強く格段にカッコいい。ジンクスもヴァイも、ケイトリンも好き。

ゲームが原作という事で、自分はゲームもしないし、むしろゲーム的なキャラデザや世界観は苦手な方なのですが、ほぼ映画のような重厚な世界観に一気に引き込まれました。

年末にyoutubeでAKIRAをみて、3Dがどんなに発達しても、手描きの熱量には、叶わないな~と思ったりしていました。

自分は3D触っているのに、手描きアニメが大好きで、ディズニーが、ラプンツエルで3Dに切り替わったときがっかりしたものでした。
^^;

だが、それも1つの固定観念に過ぎないのかもしれません。

アーケインを見て、3Dも 手描きと同じ、表現方法の1つの方法や進化形態であり、どういうものを生み出すか、どれくらいの熱量を込めるのかは、作る人次第なんだなと実感しました。
アーケインの制作スタッフは、3Dを「手描きの手間を簡易化できる便利な道具」ではなく、便利だからこそ新たな表現の可能性を広げる、追求できる道具と捉えているのだろうと感じました。(まぁとっくにディズニー、ピクサーなんかもそうでしょうが)

むしろそんな固定観念を持っていると、もったいないし、損をするし、文明の利器の素晴らしい所を活用できないのかもしれません。

3Dだからこそ、自由自在な魔法のようなカメラワーク、実写のような奥行きや臨場感が表現可能です。

若い人なんかは、クリエイティブを始める前から当たり前に3Dが1つの道具や選択肢としてあるし、これからのクリエイターは、むしろ文明の利器を固定観念なく積極的にどんどん利用して、新しい表現を生み出していくのかもしれません。

そういう意味でも、アーケインは、つまらない固定観念をぶっ飛ばし、3D勉強のモチベーションを大幅にアップしてくれました。

世の中ですごいと評判となっているものは、なるべく早く、自分の目で確かめた方がいいことを実感しました。

私は、ここ何十年かの間で、アニメの表現手法で、これは時代を変えるものだ。と予感するものに久しぶりに出会いました。

アーケイン、未見の方はぜひ。

NETFLIX アーケイン
https://www.netflix.com/title/81435684


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