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ネットSNS時代の「新しい暴力」youtubeにあげていた映像を盗用された話

画像はネットニュースより引用したものです。
https://pillowycafe.com/news/14330/

盗作疑惑のイラストレーター・古塔つみが謝罪、トレースは否定 過去YOASOBIやポケモンとコラボ
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4f2dcca768e6efc7c04ab27cd76386bfd52aa7e

定期的にこのような盗用疑惑がネットニュースに上げられますが、ネットから無断でアイデアや作品を盗用することを著作権違反などの権利侵害と認識していない方が、信じられないですがいらっしゃいます。

このイラストレーターは構図をトレースして盗用していたようですが、自分は、知人にyoutubeにアップしていた映像を無断でダウンロードされ、改変、別のチャンネルにアップされる(しかも営利の発生するイベントにて使用されていた)という行為をされました。さらに驚いたのは、更に他から無断盗用された音楽が合成されていました。(映像は既に取り下げていただいております)

これは、youtube規約に違反、著作権侵害に当たる行為です。

自分もまさかそのような体験をすると思ってもいませんでしたが、実際に自分が当事者になってみて、通りを普通に歩いていて、突然通り魔に顔を殴られるような衝撃を味わいました。数日間、眠れなくなり、食事もできなくなりました。

そして、誰もが道を普通に歩くように、ネットやSNSに作品をあげている方なら、誰でも遭遇する可能性のあることです。

自分のアップしていた作品を無断でダウンロードされ改変される、、、実際に相手から直接殴られたりしたわけでないが、それは自分の一部である身体の一部をそがれるような、不快感と苦痛を味わうことを、当事者になってみて初めて実感しました。
なるほど、これは今まで経験したことのない「新しい暴力」の形であるな、と思った次第です。

自分はその立場になって初めて、いろいろなところに相談したり、(その節は相談になってくださった方、ありがとうございました。具体的で親身になってくれるアドバイスをくださった方々 皮肉ですが、この件で自分の周りには改めてすごい人がいるんだなという事を再認識できました。)

また、信じられないことですが、相手が権利を侵害しているという認識を持ってくださらず、逆ギレされたり、メンタル的にも2重3重に非常に大変な思いをしました。

最初は、無断でダウンロードした相手でも、知人であったので、「実は悪気はなく、法律の知識はなかっただけかもしれない」という考えも浮かんだのですが、やはり話してみて、他人の作品を無断で改変するというのは普通の神経の持ち主ではないな、と感じました。

こういう人は、話し合いをして「話が通じない」と感じたら、あとは話し合いを早くにあきらめて、法律的なところに相談する方が精神的なダメージを受けずに済むと感じました。

まさか自分がと思われる方でも(自分もそうでした)、実際非常に驚くもので、当事者となってからの対応は色々大変なことを実感しました。法律も色々調べましたし。是非、普段から自衛の知識をつけることをおすすめいたします。お金や時間のかかる訴訟でなくても、内容証明を送付したり少額で済む方法があります。そういう方法があるのを知らないまま、訴訟や弁護士に相談するのは大変だと泣き寝入りされる方も多いのではと思いました。

こちらの本はわかりやすくて大変おすすめです。クリエイターなら普段から1人1冊持っていた方がいいのでは、と思うくらいです。同じような被害になった方、まず証拠をキャプチャして残しておいてください。それが第一歩です。

著作権トラブル解決のバイブル! クリエイターのための権利の本

※物を作ることにおいて、何かを参考にしたり2次創作することは自分もあります。その場合は完全オリジナルの形になるようカスタマイズしたり、引用元を明記したり、営利目的で使用しないなど、留意しています。

今回はネットニュースに便乗した形の「つぶやき」ですがいつか経緯を詳しくまとめてブログなどでシェアすることも考えております。正直起こったことが異常すぎて、状況もいろいろホラーで(盗用した当事者が知人で、しかも、普段は愛や癒しを謳ったいわゆるスピリチュアル系の住人だった)、脳で考えることがついていかず、まだどうするべきか頭の中が整理されておりません。

最初にあげたイラストレーター・古塔つみさんの弁解で盗用の「意図」はなかった という文章に怒りで震えました。百歩譲って、意図はなかったとしても、相手の権利を侵害したという事実に対して、言い訳よりまず先に、真摯に謝罪するべきではないでしょうか。

アイデアや作品を無断で盗み、物をつくる人間を卑怯で軽率な方法で傷つけ、利益を得るような人間が1人でも減ることを願ってやみません


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