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引っ越しについて

引っ越しのときの失敗談を書いてみます。 

 30代になったころ、新事業所立ち上げのメンバーに選出されました。全社員の1/4くらいが選出されて関東に新しい事業所を立ち上げて新事業を創出するという、なかなかに力が入った企画です。

 当時独身だった私は転勤を命じられ、転居をすることになりました。「会社都合の転居」ってヤツですね。初めての「自分一人での引っ越し」を体験することになりました。

はじめての転勤

 そして引っ越し。会社側の移転にかかわる作業(旧事業部からの仕事の切り離しと、もっていく荷物の荷造り)に時間を取られ、自身の引っ越しにはほとんど時間が割けませんでした。なので、会社から紹介された引っ越し業者で、お任せパックを使うことにしたのです。電気、水道、ガスなど最低限のインフラまわりだけ準備しておけばあとは何とかなるだろうと思っていました。無謀です。

お任せパックでも準備は必要

 しかし、数々と想定外が発生しました。まず荷造りに想定外に時間がかかりました。理由は簡単で、私がものを整理していなかったせいです。少なくとも不用品は処分しておくべきでした。結局整理せずに詰め込んでもらった結果、荷解き時に困ることになります。
 で、時間超過した結果、強引に去られた結果、本当は最後にサービスで「簡単なお掃除」をしていただくはずがやってもらえず、かつ、一部荷物を置き忘れられるという状況になってしまいました。お掃除道具がないので、雑巾でいっしょうけんめい掃除して、一部荷物をもって移動する羽目に。。。

 当時はおまかせパックを利用する人も今より少なく、情報があまりなかったというのもあるのですが、事前にもう少し持っていくものを選別したり、不用品を捨てたりするべきでした。

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エアコンと照明、カーテンは必須!

 次に設備面ですが、いろいろありましたが、致命的だったのがエアコンが間に合わなかったことです。さすがにこれは準備していましたが、手配が遅くて。さらに、関東が思っていたよりもコンクリートやビルの反射で暑かったんです!窓を開けておけば1日くらいは大丈夫くらいに思っていましたがダメでした。。。
 暑かったのには理由があり、カーテンを先に買っておかなかったのです。上のフロアだから寝る部屋だけかければちょっとくらいいいや、好きなものを選ぼうと思っていたら、日が遮られないから暑いんです!

 さらに、さらに、照明が致命的でした。まず近くに電気屋がない。というか、コンビニしかありませんでした。駅まで買いに行こうにも、こんなコンボを食らって家から出られず。

電話がつながらない
(故障でした。NTTに電話してその日に直りました)

電話が直るまでガスとかほかの連絡があるので外出できない
(携帯を持っていなかったのです)

こんなときに限ってすべての到着が遅れる

 1Kから2LDKに引っ越したんですけど、各部屋が完全に分断されていて、照明が一つしかないとなると、寝る部屋につけるしかありません。となるとキッチンが真っ暗で、夜は、懐中電灯をつけないとお湯もわかせません。

洗濯機がつけられない!

 さらに、洗濯機が設置できないという問題も発生しました。事前にサイズははかってあったのですが、ホースが合わない。で「電気屋さんでないとだめです」と言われて、何件か連絡するも、「このメーカーの洗濯機はくせがあるのでお受けしてないんですよ」と全部断られるという状況が発生しました。もう、心が折れてしまいました。

 さらにさらに、ビデオが動かないという問題が発生します。

ホテルに避難

 ここまでくるとさすがに心が折れたのと、本格的に夕暮れ時になってきたので、やることを整理し始めました(遅い)。翌日仕事だったこともあり、最低限の着るものや荷物をまとめてホテルに泊まり、翌日終われば週末だったので、そのまま照明などを購入するというプランを立てました。
 以前情シス時代の先輩から「急なホテル予約はみどりの窓口を頼れ」と聞いていたもので、その言葉だけを信じて電車移動し、みどりの窓口のお姉さんに相談してビジネスホテルを紹介してもらい、宿泊。もう、お風呂がびっくりするくらい快適で、泣きました。

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電化製品爆買いでボーナスが飛んだ

 さて週末。
 照明はホームセンターで購入しましたが、電化製品類でやらかしました。ボーナス後でテンションも上がっていたので、洗濯機など、前よりも高い商品を選んでしまったり、ビデオデッキが壊れたからテレビとセットで買うとか、携帯電話、FAXつき電話に手を出すなど、引っ越し時「これがあればよかった」というものに次々とに手を出し、想定外に出費してしまいました。結論としてボーナスが全額消えました。
 でもこのときは「給料もあるし大丈夫!」と思っていました。

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 しかしその後、、、

とどめをさされた

 そして何とか生活をスタートしたら、引っ越し一週間後に、とどめで冷蔵庫が壊れました(><) 
 真夏だったんですけど、夏の引っ越しで古い冷蔵庫が壊れるというのは、たまにあるらしいです。私の引っ越しは新事業所で完全にネタになっていましたが、冷蔵庫については、周囲でもその一週間後に壊れた人がいました。さすがに冷蔵庫は困るので、会社を早退して翌日納品できる在庫処分品を買いました。

結論:引っ越しは想定外が起きがち

 そして、ネット回線を引き、各種支払いを済ませ、家賃の引き落としをされたらボーナスあわせて3ヶ月分の給料くらい余裕のあった残高は1万円を切っていました(来月までどうしよう( ̄∇ ̄))
 毎月の積み立てを解約し、500円玉貯金まで使い切って乗り切りましたが、定期が買えず会社まで一駅分歩いたり、お昼も毎日自作のオニギリと、給料日まで節約生活が続きました。。。
 これは極端なケースだと思いますが(こんなに家電壊れないし)、はじめての転勤時に気を付けておきたいことをまとめておきます。

・引っ越しハイに注意。大体想定外の出費がある
・こまごまとした必要品を先に、買い替えなどは翌月まで待て
・原則、引っ越し翌日も休みを取っておく
・エアコンがないと暮らせない、扇風機だけとか無理
・カーテンと照明は先に買って引っ越し荷物に入れておくこと

 同僚に行ったら「当り前だよそんなの!何やってんの!」と言われましたが、今みたいにネットが普及していない時代は同じことをやった方がいたのではないかと思います。しかし、こうやってみておくと、予算は余裕を持っておくとか、下見をして必要なものを見極めるとか、予備日を設定するとか、仕事にもつながりそうなことばかりですね。

 今は引っ越しリストが不動産会社などから提供されているから便利ですね。

 ちなみに、汗まみれでボロボロになった私に、某プリンス系列のホテルの方は大変に優しかったです。。。

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