情シスマネージャー、Google Chatのカスタム絵文字に翻弄される
いつの間にかリリースされていました。
2022年10月末にリリースされたらしいですけれどね。いや、最近絵文字のバリエーションが増えたなって思ったら、そんなことでしたか。
カスタム絵文字でできること
で、まあ、何ができるかをざっくりまとめると、
ってことです。で、例によってGoogleさんはデフォルトでこういうサービスはオンで提供されてくるもんだから、気づいたら使われていたってね。
絵文字、いいじゃないですか、何が問題なんですか?
まあこんなトーンになるじゃないですか。
でも、ユーザ側から通報がありましてですねえ。
「ぴょん吉さん、この機能ヤバいですよ」
「ん??初めて知ったけれど、何がヤバいの?」
「あげられてるやつ見てくださいよ」
で、見たんですけれどね。なんというか、無法地帯みたいになっていまして、いやGoogleの自分のアイコンでキャラとか使ってて注意されたケースとか知ってたんですけれど、同じようなことが起きておりました。。。
社内だったら自由に使えてもいいんじゃないの?
いやダメですよ。。。ここにあるとおり、私的利用は「家庭内で仕事以外の目的のために使用するために,著作物を複製することができる。」ですからね。
まあ、厳密にいえば、自分たちのおしゃべりのためにやり取りしているとかはいいんでしょうけれど、仕事の話で引用とかしたらどう解釈されてもおかしくないし、そもそもこれを素材集みたいに使われて、何者かわからないまま引用されたりしたらアウトじゃないですか。
ということで、結論ととしては、禁止することにしました。
リテラシーの問題は難しい
しかしまあ、こういった便利機能と利用者のリテラシーみたいなものは、大変に難しくてですねえ。
この話題を社内の会議で出した時に、部長から「ところでみんな、アイコンは大丈夫?」って聞かれたのですが、まあさすがに情シスのリーダークラスは全員セーフで、部下のアイコンもチェックしているわけですが、ユーザ部門の方なんかはそうはいかなくてですねえ。
アイコンに某キャラを使って注意されるなんて言うことはあるわけ。
ちなみに、この機能は「絵文字管理者」を設定できて、その人がまずい絵文字は消したりできるようになっているわけですが。
このクソ忙しいなか、絵文字の管理なんて一般企業でやってられねーよ。
と相成りました。
しかし、こういった著作権とかパブリシティーとかまで知っておかなきゃいけないのって、情シス、厳しすぎないか?
まあそんなのは顕著な例だとしても、パスワード管理やらネットワーク機器の設定やら、本来押さえておくべきことはたくさんあるわけで、このあたりは押さえておきたいところですねえ。
おしまい。
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