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プロジェクトの廃止と情シス

 今週、1つのシステム構成改善に関するプロジェクトを廃止してきました。数か月くらい検討してきましたが、

・もともと予定していなかった案件
・MustではなくShould案件(情シス内部の改善案件)
・自チームの成果にならない(他チームの成果になる)
・費用対効果がいまいち(すぐ効果がでない)
・構成変更にともなうプロジェクト管理リソースが大きい
・今年は案件が多くそこまで管理リソースを割けない

と判断したからです。

「やりたくない」と思ったら

 この件について「あ、やめたほうがいいな」とちゃんと思ったのは、実は昨晩です。3か月くらい考えていたんですけど、昨晩「うん、今年はやめたほうがよいな(ほかのプロジェクトに時間を割いたほうがよいな」という思いが沸き上がってきました。

 で、情報を改めて整備しましたが「積極的にやりたい理由」が思い至らなかったので、そのまま会議で報告し、廃止で合意しました。

タイミングをはかる

 この廃止のタイミングはなかなかに難しいと思っています。今回の場合、

・新規のMust案件がたくさん来ている
・複数のチームで過負荷状態になっている
・上記案件に上層部が積極的な興味を持っていない

ということが続いて、上層部の方から最近立ち上がってきた複数のプロジェクトについて、「うわーこりゃ大変だわ、大丈夫なの」的な発言が出ており、これ以上プロジェクトを増やしたくない雰囲気を感じていましたので、今日の会議で出しました。予想通り、あっさり取り下げという結論になりました。

やるべきことをやっている感を見せる

 こういった「リソース原因での取り下げ」というのはなかなか扱いが難しくて、どうしても「積極的でない」ととらえられがちです。こういったときには、自分は「〇〇や××のほうによりリソースを割きたい」といったことを添えるようにしています。「やりたくない」ということは言わないです。

最終的には担当マネージャーが判断する

 今回の廃止については、私自身が決めて、一人で報告しました。提案部門の主任さんにも相談はしませんでした(事後に会話はしましたが)。基本的に担当マネージャーがやめるべきと思ったらやめるべきなんですよね。

 今期はできるだけ、成果につながる仕事にリソースを割きたいと思っています。そのために廃止にリソースを割くということは、マネージャーとして必要だと思っています。


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