【エルデンリング】狭間の地の武器ギャラリー13.~祝福なきもの~
こちらは、エルデンリングに登場するさまざまな武器デザインを紹介する記事です。
今回は、しろがね人に関係する武器を紹介します。
ネタバレにはご注意ください
象牙の手鎌
象牙を加工して作られた手鎌です。
狭間の地にもいるんですね、象。
年老いたしろがね人、しろがね村や火山館にいる足の朽ちた彼らの得物です。
しろがね人は人に創造された生命、老いた彼らはそのはじまりのようです。
魔力の攻撃力を帯びており、知力によって威力が増します。
後述しますが、しろがね人は神秘と関係深い種族です。
この武器だけ神秘でなく知力補正がかかっているのは、その出自に関係があるんでしょうか。
象牙でできたそれは、まだ見ぬ聖樹に仕える証だといいます。
聖樹とはミケラの聖樹。無垢金と関連付けられるミケラですが、兵たちの鎧や盾には象牙色のものが使われていたりします。
画像だと光源の影響で茶色っぽく見えていますが、象牙色とは白に分類されるものです。
その白さは無垢であることの証だったのかもしれませんね。
そういえば、こういう曲がった武器にはガードを貫通する効果がついていることが多いですが、この武器には特にないですね。
「魔力ついてるから良いでしょ」ってことなんでしょうか。
しろがねの杖
青い輝石が埋め込まれた、短い杖です。
この杖も老いたしろがね人の得物です。下半身がない分、杖も短くて済むわけですね。
輝石の色は青、というよりは藍色ですね。
明言はされていないものの、彼らはやはりカーリア王家に作られたんでしょうか。
この杖が落ちている火山館も、レナラの子であるライカードの根城ですしね。
この杖は知力だけでなく神秘によっても魔術の威力が上がります。
それはしろがね人たちの秘密だといいます。何をひた隠しにする必要があるんでしょうか。
奇しくもそれは古い王朝の神官、泥人たちの魔術に通じています。
王朝って言ってますけど、あれってノクスとは何か関係あるんですかね。
欠波紋の斧槍
若きしろがね人たちの得物です。
しろがね人らしく、神秘によって攻撃力が強化されます。
しろがね色のそれは、彼らの武器の特徴の一つです。
こんなにキレイな色なのに、黄金律が幅を利かす狭間の地では穢れの象徴……なんでしょうか。
曲線的な刃は、波紋の欠けた姿だといいます。
若きしろがね人にとって、波紋は大事なシンボルであるようです。
欠けてますけど罰当たりじゃないんでしょうか。
波紋の剣
若きしろがね人たちの特別な得物です。
こちらも神秘で攻撃力が上がります。
「剣」とは言いますが、カテゴリは斧。
モーションも特殊で、なにかとこだわりを感じる一振りです。
こちらの波紋は欠けていないようですね。
真ん中の部分は水面に落ちた雫でしょうか。
フレーバーテキストによると、波紋とは若きしろがね人たちの生命の原初なんだとか。
リエーニエの聖堂区画近くには、横たわるしろがねの射手とそこから波紋状に白い花が咲いている場所があります。
かえる頭のしろがね人は第二世代だそうですが、彼らはもしかするとここから生まれたのかもしれませんね。
しろがねの盾
縦に長い、楕円の金属盾です。
色から分かるように、これも若きしろがね人たちの得物です。
カッコウ騎士たち、学院から迫害されていた彼らの敵は魔術師でした。
そのためか、この盾は魔力カット率が高めに設定されています。
描かれた紋様は、彼らの原初たる雫を示しているそうです。
確かに波紋を生むのは一滴の雫ですが、そういえばしろがねのラティナがこんなことも言っていました。
となると、この雫とはしろがね人すべての原初となったものを指しているのかもしれません。
雫といえば、永遠の都にそんなやつがいましたよね。
銀雫。
雫だし、銀だし、なにかと関係がありそうですよね。
カーリアと関係深い結びの教会の石像は、ノクス剣士に酷似した服装をしています。
しろがね人を作り出したのがカーリア王家なんだとしたら、やっぱり、そのはじまりは……?
シャムシール
細身の長刃を持つ曲剣です。
シャムシールとはペルシャ語で「刀剣」という意味。
英語だと「ソード」です。
たまたまその地域の剣が湾曲していたというだけで、普通のロングソードもペルシャ語圏に行けば「シャムシール」ってことですね。
逆にシャムシールが英語圏に行くと、「シミター」です。
あれ?
フレーバーテキストには一切書かれていませんが、若きしろがね人の一部がこの武器を振るいます。
色も銀色だし、違和感ないですね。
刃の根本、背の部分には突起がついています。
欠波紋の斧槍と共通したデザインですね。
これもやっぱり波紋のモチーフなんでしょうか。
曲り棍棒
弧状に曲がった硬い棍棒です。
それは技量の足らないしろがね人が曲剣、シャムシールの替わりに使う武器だといいます。
材質も違えば刃も付いていません。なんか苔とか生えてるし……。
ただ、形だけは頑張って似せています。
しっかり湾曲していますし、背の突起もしっかり再現しています。
こんなちょうどよく枝分かれしている木、探すの大変だったんじゃないですか?
頑張って探してきて偉いですね。
曲り大棍棒
弧状に曲がった、硬く大きな棍棒です。
技量の足りないしろがね人が……
って、いやいやいや。
ここまでくると替わりとかそういう次元じゃない。
その重さと威力は、もはや独立した一つの武器です。
そんな大棍棒ですが、シャムシールの突起はちゃっかり再現。
しろがねちゃんたちのこだわりが垣間見えますね。
ちなみに、この武器を振るうしろがね人は、なぜか上半身が裸です。
少し大柄ですから、チェインメイルがキツかったんでしょうか。
しろがねの弓
繊細な銀細工が施された長弓です。
しろがねの射手たちの得物です。
大型ながら細いその弓は、筋力よりも技量によって威力が高まります。
射手たちも自分では歩けなかったようですが、やっぱり筋力が低いんでしょうか。
波紋の剣の項にもあるように、聖堂区画にはしろがねの射手の遺体があります。
カエル頭の彼らが第二世代で、それを生み出したのがあの遺体だとしたら、射手たちはやはりしろがね村の彼らと同様、第一世代なんでしょうか。
足が弱っているのも同じですもんね。
銀細工の両端、弦が張られている部分は、どこか温かみのある白い素材で作られています。
これ、象牙でしょうか。
やはり聖樹に対する特別な感情があるようですね。
彼女たちは聖別雪原で暮らしているようですが、誰一人としてミケラの聖樹に至ることができなかったのは、なんだかもの悲しいですね。
ウルミ
極めて薄く、しなやかに鍛えられた刃を鞭のごとく振るう、夜人の戦士の武器です。
見るからにファンタジックな剣ですが、なんと実在します。
インドの古武術、カラリパヤットで用いる武器で、誇張ではなく本当に鞭のようにしなります。
その名は「雷の音」に由来するそうです。
しなった刃が風を切る「ヒュンヒュン」という音と、薄い金属がたわむ「ジャワン」という音が合わさり、連撃をなす様子は確かに雷鳴がごとく、といった感じです。
……が、狭間の地にはインドはありません。
代わりに「夜人」なるものが使っているとのこと。
誰? 夜人って……。
調べてみたところ、かろうじてキャラメイク画面に手がかりがありました。
血の気のない白肌を持ち、かつて銀色の血を持っていたとのこと。
……銀色!?
となると、やはり夜人はしろがね人に関係していそうです。
「夜」「銀」というワードから、しろがねというよりはもっと以前のもの、銀の雫に近いでしょうか。
写し身の雫に近い感じですね。
思えば、鞭のようにしなる剣身はノクスの流体剣を想起させます。
やはり永遠の都-カーリア-しろがね人の3つは深い関係があるみたいですね。
ちなみに、強攻撃で刃を伸ばした刺突を行います。
カラリパヤットではウルミはもっぱら斬撃に使われるようで、こんな感じの使い方は難しそうです。
でも、褪せ人の高い技量なら大丈夫です。たわんだ金属をピンと張ることなど造作もありません。
どうやら剣身を螺旋状にするのがコツみたいですね。
やっぱりすごいや!
今回は以上となります。しろがね人に関係する武器を紹介しました。
次回は黄金樹から距離をおく、祖霊の民の武器を紹介します。
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