脳内麻薬

2023/12/1

それは本当に偶然の出来事で。
びっくりするくらい突然で。
雷が落ちたみたいだった。
ひりひりして、どきどきした。
平静を保とうとして、気付かないふりをしていた。
はっと気付いたら惹き込まれていた。

いちど味わってしまったら、もうそれなしには生きられないのかもしれない恐怖と、まだこんな感情が残っていたんだなという喜びがごちゃ混ぜになって、足元がふわふわした。

目の前の全部が自分を狂わせていく、いろんなものを制御していた歯車もストッパーも一瞬で吹っ飛んでいく感覚。

思い出して、今日もまた少しだけ泣いた。

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