SDGsはなぜ難しいのか。

                2020/9/28

 SDGsに関する文献や記事を読むとき思うのは、「とにかく解りにくい」ということだ。私などは仕事柄、それこそ「しゃーなし」で読み進めるが、一般の皆様にとってはそうはいかない。聞き慣れない言葉の羅列が延々と続けば、読み手は辟易として、知りたいと思うことも頭に入らないのは当然だ。これがSDGsの広まらない要因の一つになっている気がする。SDGsは一部の学者や有識者だけが知っているべきものではなく、子供から大人まで、個人商店から大企業まで広く浸透しなければならないものだ。今のような流れが続くのであれば2030年のリミットに向けて達成などは到底不可能に思える。

 今年私たちは一般社団法人SDGsソーシャルデザイン協会を立ち上げたが、この協会がまず行わなければならないのは、解りにくいSDGsを解りやすく大衆のもの変えていくことだ。「SDGs一般大衆化」にむけてこのブログから身近なSDGsの話題を紹介することで、「SDGsって簡単なんだ!」と皆様に感じてもらえればなによりだ。何事も一足飛びに改善とはいかないが、1憶2千500万人1人1人がコツコツ行う事で、「塵も積もれば山となる」的な効果が生まれるはずだ。それを世界人口の77億人が同じ方向を向いて頑張ってきましょう!というのがSDGsだ。物事を進めるには道標が必要なので、それをSDGsという形でカラフルなアイコンで表現をしているのだ。

日本で7月から始まったレジ袋有料化も、プラスティックごみの中の2%にしかならないというが、それでもSDGsの達成に向けて動き出したことは評価に値する。まず身近なところから始める。あなたのSDGsはすぐそばにあるのだ。
https://sdgssda.or.jp/

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