オンリーワンになるなんてほざく前にナンバーワンになれ

父がよく言っている言葉である。
何が元ネタかは明らかだが、SMAPの世界に一つだけの花の中にある、「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」だ。父はこの歌詞が嫌いなのだ。

私が幼稚園生の頃この曲が大ヒットとなり、幼稚園のお遊戯会で歌う(演奏するだったかも)ことになった。それを受けてかどうかは分からないが、父はあの部分の歌詞に対して批判的な意見をよく言っていたし、今でもことあるごとに言い続けている。

父がよく言う、オンリーワンになるなんてほざく前にナンバーワンになれ、というのは、別に父が個性を尊重することを無意味だと主張しているわけではない。
価値のあるオンリーワンになることは、ナンバーワンになること以上に難しいものだ、ナンバーワンこそオンリーワンに繋がる、そして、ナンバーワンを目指す努力をしない言い訳としてオンリーワンという言葉を都合よく使うな、ということだと理解している。
例えば、就活の場面を思い浮かべると、長所は明るい性格だ、と述べる人が多くいると思う。確かにその性格は社会ではとても重要だが、それは本当にその人だけのものなのか。誰かに取って代わられる可能性が高いものなのではないだろうか。誰かに取って代わられる可能性があるならば、それはオンリーワンではない。語れる実績がないから、自分の性格をオーバーに表現しているだけなのではないか。まず何かでナンバーワンになってみれば、それがつまりオンリーワンになるのではないか。

私は幼稚園生の頃から20代の今まで、ずっとこの言葉を聞いてきた。それが正しいと今も信じてきて、ナンバーワンを目指し、結果を残してきた。
しかし、今はじめて壁にぶち当たっている。ナンバーワンをめざした先の満足のいくオンリーワンはまだ見つかっていない。ナンバーワンすら今は難しい。
でも、私は絶対に中途半端なオンリーワンには逃げたくない。ナンバーワンの実績で誰にも文句を言わせないオンリーワンを目指したい。
もっと強気でいい。努力して闘って勝っていこう。

最後の段落納得いってないので、後日修正予定。

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