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それでもやはりフィジカルなのかもしれない

先週末、先々週末と街に出て思ったこと。

テレワーク、学校休校など含めて自宅待機が多くなっている中で
気分は鬱々としているのか、そして、宝くじでも当たるような確率くらい
よほどのアンラッキーでもないと感染しないと
日々の感染者数のニュースを見て安心しているのだろうか
街には人があふれていた。
美術館や公共の施設が休館しているので行き場の選択肢が少し限られているのもあるだろう、普通に街が賑わっている。
僕がそう感じた内の一日は山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」の開業日だった。

そして、当然のことながらここも多くの人でワサワサしている。
イベントごともほぼほぼ自粛の中、人々は「お祭り」に飢えているのかもしれない。

で、その結果ウイルスの感染者が増えそうだなとかという話題はせず、
この高輪ゲートウェイ開業初日の風景を見て感じた事をちょろっと残しておこうかなと思った次第。

僕が到着したのは23時20分。
元々目的としていた訳ではなくて帰り道に、そういえばと思い
記念に降りて入場券でも買って帰るかなという事で降りてみたのだけど
考えることは大体同じなのか駅券売機前はものすごい行列だった。

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昼間の状況はニュースなどで流れていたので、それでもこの時間であればこんな時期でもあるし皆さんお家に帰るだろうと思ったら甘かった。
構内アナウンスで「並んでいるので”本日中”に多分買えないよ。」と聞こえたのであっさり諦めて、ちょろっと駅を一周して帰った。あとから知ったのだけど、入場券などの切符は行列だがSuicaのチャージはそう並ばず、かつ入金記録を発行できるらしく、それでも良かったな。

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近頃、本もCD,DVDも電子化やオンデマンドになり、それ以外でもそもそもモノを持たない風潮の中でなぜかフィジカルなモノに何時間もの行列が出来ている。
思い出に残すならいつもの様にスマホで撮って、SNS上げて「来た!」とか投稿すればいいのに。
ポケモンGOだってドラクエウォークだって昔のキンケシやビックリマンシールみたいにモノとして残らないことに課金するカルチャーだけど、やっぱ可能であればフィジカルが嬉しいのだろうか。
東京オリンピックのチケットも基本的には電子だが、追加料金でフィジカルの発行もしてもらえるようだ。

入場券の行列をちゃんと分析しなかったのでこれは仮説になるが、もしかしたら並んでいる人たちの多くはover40あたりのモノの時代に育った人かも知れない。若者は少な目。
かく言う僕がまんまとその流れにのっている張本人。
でも、もしそうでなく、あまねく年代が手に取れる入場券を欲していたらそこに何か商機や人を動かすきっかけとして考える事が出来そう。

またこれに似たような機会に立ち会ったときはそのことも頭において観察してみよう。

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