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フック船長を見習いたい
ディズニーの映画作品「ピーター・パン」シリーズに登場するフック船長をご存知ですか。ご存知ですよね。
彼は大きな海賊船の船長で、多くの仲間と航海をしているようです。
彼の左手は生身の手ではなく鉤爪になっていますが、
これは主人公のピーター・パンに手を切り落とされたかららしい、、しかもパンはその手をワニに食わせてしまったらしいのですよ(なんて残酷な少年だ)
その奪われ食べられてしまった左手の部分に、「フック船長」と呼ばれる所以でもある あの鉤爪を装着しています。
そのフック船長の左手を食べて味をしめたワニは作中のいろいろな場面でフック船長に近づいてきますが、
そのワニが現れるとフック船長は側近の乗組員:スミーに抱きついて全力でビビっているのがよく見られます(手と一緒に飲みこんだ時計のチクタク音がワニのお腹から聞こえるので、近くに来ると気づく)。
余談だけど、スミーが追いはらうと大人しく引きかえしていくワニも可愛い
あとフック船長の母は両手とも鉤爪!?
そんな可哀想なフック船長、
常にワニにつきまとわれ怖い思いをしてピーター・パンに憎しみを抱いてはいるものの、その「新しい手」とうまく付き合って自分のものにしているところがとても素敵だと思ったのです。
いつもピカピカにして光らせていて、物を持ったり、刺したり、人を持ち上げたり、器用に鍵盤も弾いてる!すごい。
「休日用のフック箱」の中にはゴールドの鉤爪がずらっと並んでいて(普段はシルバー)、スプーンやフォークになってるタイプも入っていましたよ!あれは食事用??お洒落だな〜 使ってるところ見たい!
現代の(?)義手とかそういうものと同じように、彼も鉤爪をもう「自分の手」として当たり前に扱っているんだなと強く思わせられます。
ちょっと論点はズレるかもしれないけど「メガネ」も似ていると考えていて、、
あれは良くない視力を矯正して生活しやすくするための医療器具ですよね。でも、多くの人にとってはメガネが医療器具だという認識はそんなにないんじゃないかなと思います。
いくつものメーカーから様々な種類のメガネが販売され、視力の良くない人たちは好きな商品を選んで使用しています。視力が良いのにメガネをかける人も!
もはや自分のメガネのことを「(自分の)本体」だという人も多いですよね!(?)
メガネはもう、世の中では「不便な部分を助ける道具」という感覚はほとんどないように感じています。
フック船長が左手をなくして義手(鉤爪)を使うことになったのと同じように、筆者も視力が良くないからメガネをかけています。
このメガネが自分の印象に大きな影響を与えているのも悪くないなと思えているうえ、好きなフレームを使っているので満足しています。
これも「自分のマイナスな部分を受け入れる」ことのひとつなんじゃないかなと考えています。
みなさんはどう思いますか?
少し脱線しましたが
手や顔など目に見える身体的なものに限らず、病気や性格や血なども含めて自分のコンプレックスやネガティブに思っている部分を受け入れること、
簡単なことではないし
受け入れられない人も多いと思いますが、
こうして どうしようもなくなってしまったものに対して良い意味で諦めて、新しい付き合い方を考えてうまくやっていくフック船長はとてもかっこいいなと思いました。
もうニックネームまで「フック」で通ってるし!(最初はどんな気持ちだったんだろう)
筆者も自分の外見や中身のコンプレックスはたくさんあって、他の人と違うことに悲しんだり怒ったりしますが
彼を見習って「受け入れる」ことも頑張ろうと思います。
嫌いな部分も、人に言えるチャームポイントにできるくらいになりますように!
おわり
Py0o0n
04/22/2022 投稿
07/02/2023 再編集
※ 記事のキャラクター情報は、
『ピーター・パン』(1953)
『ピーター・パン2 - ネバーランドの秘密 -』(2002)
を視聴して得たものです
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