ソフトロック10選&プレイリスト
Spotifyにあるソフトロックのプレイリストにピンとくるものがあまり無くて、初めて自分で公開プレイリストを作ってみました(下の方にリンクを貼ってあります)。ついでにプレイリストに連動したnote記事を書いてみました。ソフトロック定番曲が中心になりますが、僕のおすすめのソフトロック10曲を音源付きでご紹介します。
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1. Roger Nichols & The Small Circle Of Friends / Don't Take Your Time
最初の曲はこれと決めていた。ソフトロックの金字塔ともいえるロジャー・ニコルスのA&M盤より。リリースされて50年以上経ちますが、未だに色褪せず、聴くたびに感動に包まれます。人生変わった一曲ですね。
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2. The Groop / The Jet Song (When the Weekend's Over)
「グループ」という名前のグループ。ベースラインとビートの刻み、そしてスキャットがキャッチーですね。フィフス・ディメンション「Up, Up and Away」と並んで、大空を上昇していくようなソフトロックの傑作です。
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3. The Spiral Starecase / More Today Than Yesterday
米国の5人組スパイラル・ステアケース。跳ねたシャッフルリズムと高揚感のあるホーンセクション。5人お揃いのスーツや熱い歌い上げ含めて、どこかノーザンソウルの香りも漂います。
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4. The Free Design / Kites Are Fun
柔らかくソフトなバッキングに美しいハーモニーヴォーカル。この曲がリリースされた1967年といえば、ハードな音楽、サイケな音楽が大旋風を巻き起こしていた時期ですが、それとは対極にあるような音楽ですね。
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5. Claudine Longet / Who Needs You
クロディーヌ・ロンジェのA&Mレーベルでの諸作品も、ソフトロックの聴きはじめに出会うであろうカタログです。フレンチ×ボサノヴァ×ソフトロック×ロリータが交わった稀有な存在です。
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6. Barbara Gryfe / Don't Give Up
カナダの女性歌手バーバラ・グリーフェが10代のときの残した幻の名盤より。この曲はトニー・ハッチが作曲してペトゥラ・クラークが歌った曲のカヴァーですが、原曲を超えている!と思う瞬間が何度もあります。
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7. The Bob Crewe Generation Orchestra / An Angel Is Love
映画『バーバレラ』のサントラから。オープニング曲とエンディング曲どちらも名曲で捨てがたいのですが、今回はエンディング曲をご紹介。曲後半に向けて盛り上がる展開が最高なんですよね。
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8. The American Scene / The American Scene
アニタ・カーがプロデュースしたグルーヴィ・ソフトロック。当時シングルだけで発表された曲で、たぶんCD化もされていないし、Spotifyにも入ってない。シングル盤はいまだに高値で取引されている。
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9. The Millennium / There Is Nothing More To Say
カート・ベッチャー率いるミレニウムのアルバムより。このアルバムは最初「I Just Want To Be Your Friend」という曲が好きだったのですが、次第にこちらのほうが好きになってきた。なんか泣けてくるんですよ。
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10. Harpers Bizarre / The Drifter
最後の曲はこれと決めていた。ハーパース・ビザールの三作目は、僕が無人島に持っていきたいアルバムのひとつ。色々な人がこの曲を取り上げていますが、僕にとってはこのヴァージョンが最高なのです。
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ということで、僕の好きなソフトロックを10曲ほど選んでみました。これでは物足りない!というソフトロック・アディクトの皆さんは、ぜひSpotifyのプレイリストをチェックしてみてください。2時間くらいあります。
あと、少し前に書いた1990年代以降の「現代ソフトロック」の特集もよかったらチェックしてみてください。
***おまけの1曲のコーナー***
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