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Burt Bacharach - The April Fools

毎年4月1日は、バート・バカラックの「The April Fools」のYouTube動画をアップする日と決めている。過去のTwitterの投稿を確認してみたら、2014年から毎年欠かさず投稿していた。

何となく続けていたこの企画も今年で10回目になるのですが、御存知の通りバート・バカラックは今年2月8日に亡くなってしまった。そんなわけで、10回目の記念回は、僕がバカラックの音楽にのめり込んだ頃を思い出しつつ書いてみようと思う。

初めてバカラックの音楽に触れたのは、小学生か中学生のころ、映画『明日に向かって撃て』を自宅のテレビで観たときだったと思う。映画の内容よりも音楽のほうが印象に残っていた。

時は流れて僕が大学生のとき、音楽にどっぷり浸かっていた頃に何気なく買ったCD『A&M New Gold Series - Burt Bacharach』。バカラックがA&Mレーベルに残した曲を21曲集めた日本編集盤なのですが、これが素晴らしかった!

収録曲はインストが多くて、いかにも作曲家バート・バカラックが作る音楽という感じ。ディオンヌ・ワーウィックやカーペンターズとかのヴォーカル入りの曲に比べたら地味な印象を受けるのですが、逆に楽曲とアレンジの素晴らしさが際立っているように思えて、毎日飽きもせず聴いていた。自分にとっては生涯の一枚です。

さて、ここでやっと本題ですが、今年の「The April Fools」は、このCDに収められている「The April Fools」です。オリジナルは、1971年のアルバム『Burt Bacharach』。ヴォーカルは入っていなくて、エンディングにコーラスが入るだけなのですが、こんなに美しくて感動する音楽って他になかなか思い浮かばない。バート・バカラックの音楽は、ヴォーカルやオーケストラを排したメロディ、、、誰かが鼻歌で歌うだけでも美しくて感動的なのだ。

おしまい


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