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pwmc02 - burt bacharach (side b)

以前やっていたWebサイト「pwmweb」はこんな感じでした。

ここで公開していた選曲カセットテープ「pee-wee marquette classics」は全6シリーズあって、その第2弾がバート・バカラック特集『pee-wee marquette classics 02 - burt bacharach』でした。今日はB面の10曲です。

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01 carpenters - (they long to be) close to you
これも有名な名曲です。オリジナルは忘れちゃったけど、カーペンターズ初のNo.1ソングです。この曲も色んな人が歌ってるけど、このヴァージョンが一番良いと思う。さすが、バカラックの愛弟子リチャード・カーペンターです。僕もこんな曲を書いてみたい。

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02 tom jones - what's new pussycat?
映画『何かいいことないか子猫ちゃん』の主題歌。66年リリース。この曲のメロディーと転調はかなり天才的ですね。ぼくはまだこの映画を観たことないけど、タイトルバックが『カジノ・ロワイヤル』を手掛けたリチャード・ウィリアムズで、かなり凝っているらしい。ずっと探しています。

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03 dionne warwick - promises, promises
バカラック初のブロードウェイ・ミュージカル『プロミセス・プロミセス』(映画『アパートの鍵貸します』のミュージカル版)から。この曲もかなり強引なリズムを使っていますね。先日、このサントラをやっとゲットしました。最高です!

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04 herb alpert & the tijuana brass - this guy's in love with you
A&Mの主催者ハーブ・アルパート初のNo.1ソングでバカラックにとっても初めてのNo.1ソングだったと思う。68年にリリースされています。この曲もいろんな人が歌っているけど、男性が歌う場合は「this guy's ...」で、女性が歌う場合は「this girl's ...」となります。

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05 the free design - the windows of the world
フリー・デザインの69年リリースの4枚目のアルバム『You could be born again』から。コーラス・アレンジ緻密さはさすがです。この曲はディオンヌ・ワーウィックのヴァージョンにしようか最後まで迷った。そちらも良いので聴いてみて下さい。

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06 mel torme - my little red book
映画『何かいいことないか子猫ちゃん』でマンフレッド・マンによって歌われた曲のカヴァー。小西さん監修の『レディメイド、バカラックを讃える』にも入っていました。ラヴというLAのサイケバンドによるヘンテコなカヴァー・ヴァージョンもあります。

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07 dionne warwick - loneliness remembers what happiness forgets
ディオンヌ・ワーウィックのアルバムには、シングルカットこそされていないが、隠れた名曲とされているものがたくさんなる。そのほとんどがバカラックによるものだった。「Here I am」「Paper Mache」「Another Night」…この曲もそうです。

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08 walter wanderley - reach out for me
クールなオルガンと女性コーラスによるカヴァー。ピチカートの小西さんの古くからの友人である坂口修さん監修のバカラックのコンピレイションCD『A&M Journy of Burt Bacharach』で初めて聴いた。オリジナルはCTIから出ている『When it was done』というアルバムから。

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09 astrud gilberto - where there's a heartache
アストラッド・ジルベルトの『Girberto with Turrentine』から収録した。このアルバムはバカラックの曲が2曲入っていて、そのどちらも素晴らしかったです(他の曲も良い!)。この曲は『明日に向かって撃て!』の挿入歌だったということを最近になって気付きました。

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10 burt bacharach - the april fools
『幸せはパリで』のエンディングに流れる名曲。端正なピアノで始まるバカラック自身のヴァージョンをお届けします。僕はバカラックの曲の中ではこの曲のこのヴァージョンが一番好きかもしれない。坂口修さんが監修したバカラック・コンピもこの曲が最後だったな。やられた~。

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以上、僕が20代の頃に作ったバート・バカラックの選曲でした。当時こういう音源を集めるのって結構大変なことでしたが、いまはYouTubeやSpotifyで手軽に聴くことができる。たぶん未来の子どもたちも、バート・バカラックの遺した素晴らしい音楽をどこかで聴いて育つんだろうな。

2023年2月12日 toru watanabe (pwm)


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